CFTC大口投機資金動向(4/21時点):金買いは拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における4月
21日時点の大口投機家の売り越しは390万4830枚となり、前週の393万
3056枚から縮小した。取組高合計は4883万5221枚となり、前週から2万
3978枚(0.1%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.6%増、債券
合計が0.2%増、為替合計が1.1%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
0.5%増、エネルギー合計は2.9%減、金属合計は0.8%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買い戻しが
入って売り越しを縮小、債券で手じまい売りが買い戻しを上回って売り越しを拡大し
た。為替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米イランの停戦協議が見送られ、米大統領は停戦延長を発表した。米大統領
が港湾封鎖を継続するとし、イランの貨物船を拿捕すると、イランも貨物船を拿捕し、
対立が激化した。ただイランのアラグチ外相がパキスタンを訪問するとし、和平協議に
対する期待感が出た。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が9万4460枚売り越し(前週8万3208
枚売り越し)、ユーロは4万1324枚買い越し(同2万6018枚買い越し)、英ポ
ンドは5万2039枚売り越し(同5万4724枚売り越し)となった。ユーロは新規
買い、買い戻しが入って買い越しを拡大した。

 商品市場では、原油が米イランの停戦協議見送りや対立激化を受けて買い優勢となっ
たが、和平協議に対する期待感が出ると、上げ一服となった。金はイラン戦争長期化見
通しを受けて売り優勢となったが、和平協議に対する期待感が出ると、下げ一服となっ
た。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が19万2302枚買い越し(前
週20万6541枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ
ーク金は16万4006枚買い越し(同16万2526枚買い越し)に拡大、ニューヨ
ーク・プラチナは2万0536枚買い越し(同2万0603枚買い越し)に縮小した。
金は新規買いが新規売りを上回り、プラチナは手じまい売りが買い戻しを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが26万3732枚買い越し(前週24万
8881枚買い越し)、大豆は21万1146枚買い越し(同20万1722枚買い越
し)に拡大した。コーンは新規買いが新規売りを上回り、大豆は新規買い、買い戻しが
入った。前週のコーンは、米イランの停戦協議見送りや好調な輸出を受けて買い優勢と
なった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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