●論点解説原油、イラン情勢の不透明感を維持=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 イランの和平協議が進まず、原油相場は底堅さを維持している。パキスタンで米国と
イランの交渉担当者の直接協議が行われるとの期待感もあったが、実際には米国がパキ
スタン派遣を見送るなど、和平協議の環境整備が進んでいない。こうした中、イランは
文書で米国に対して新たな提案を行ったことが確認された。米ホワイトハウス報道官ら
の説明だと、ホルムズ海峡の流通回復を先行して議論し、米国とイランの封鎖を共に解
除することで、世界経済への影響がこれ以上に広がることを回避する。その上で、核問
題を協議する二段階で協議を行うものだ。トランプ大統領は、ホルムズ海峡封鎖をイラ
ンに対する圧力として重視しているが、イランの提案にどのように対応するのかが注目
される。一気にホルムズ海峡の開放に向かう可能性もあるが、マーケットではまだ現実
的なシナリオとは評価されていない。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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