イランの和平協議が進まず、原油相場は底堅さを維持している。パキスタンで米国と イランの交渉担当者の直接協議が行われるとの期待感もあったが、実際には米国がパキ スタン派遣を見送るなど、和平協議の環境整備が進んでいない。こうした中、イランは 文書で米国に対して新たな提案を行ったことが確認された。米ホワイトハウス報道官ら の説明だと、ホルムズ海峡の流通回復を先行して議論し、米国とイランの封鎖を共に解 除することで、世界経済への影響がこれ以上に広がることを回避する。その上で、核問 題を協議する二段階で協議を行うものだ。トランプ大統領は、ホルムズ海峡封鎖をイラ ンに対する圧力として重視しているが、イランの提案にどのように対応するのかが注目 される。一気にホルムズ海峡の開放に向かう可能性もあるが、マーケットではまだ現実 的なシナリオとは評価されていない。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。