【本日の見通し】介入警戒継続、中東情勢をにらむ動きも続く ドル円は日本の通貨当局による介入への警戒感と、中東情勢をにらんだ動きが見込まれる。30日に介入と見られる動きで160円台から155.57円まで急落した後、1日にも大きな円買いが入り、さらに連休中も4日と6日に大きな円買いが入る展開が見られた。もっとも30日、1日、4日は155.50円前後のサポートが下値を支え、6日の円買いで同水準を割り込んだものの、155.04円までにとどまるなど心理的な節目である155.00円を割り込めない展開が続いており、下がると買いが出る状況だ。 中長期的なドル高円安の流れが継続するとの見方が強く、上方向の意識が根強い。大きな円買いでいったん下げた後、下げ一巡後はドル買い円売りが出る展開がこの後も続く可能性がある。 一方で、連休明けに東京勢が本格復帰する中で、投機的な円売りを躊躇させるためにも、もう一段の介入が入った場合、155円を割り込む可能性があり、上値追いには慎重になりそうだ。 中東情勢に関しては、米国とイランとの戦闘終結に向けた動きが進んでいると一部で報じられている。トランプ大統領は、米国の示した合意内容をイランが順守すれば戦争は終わると自身のSNSで示した。また、一部イランメディアは、イラン外務省が6日に米国の提案を精査していると報じている。実際に戦争終結で合意に至った場合、ドル売りの動きが見込まれるだけに、ドル円の上値を抑える材料となりそうだ。 ドル円は156円台を中心に、介入や中東情勢をにらんだ神経質な動きが見込まれる。介入と見られる動きが入った場合、153円がポイントとなりそうだ。 ユーロドルは中東情勢を受けたドル売りに1.1800ドルに迫る動きを見せるも、大台を付けきれず、1.1797ドルまでの上昇にとどまり、その後は1.17台で推移している。この後も1.17台を中心に上値トライの機会を窺う展開か。 ユーロ円は対ドルでのユーロ買いと、介入と見られる動きの際の円買いが交錯する展開。地合いは堅調も、介入と見られる動きが入るとこの後も一気に下げる可能性があるだけに、神経質な動きとなりそうだ。基本的には183円台から184円台半ばにかけてのレンジを中心とした推移か。今後185円台にしっかり乗せてくるような動きを見せると、流れが変わる可能性がある。 ポンドドルは中東情勢を受けたドル売りに、昨日は1.3640ドル台まで上昇。1日の高値1.3658ドルには届かずにいったん調整が入っている。この後も1.36台半ば前後が上値を抑える展開が予想されるも、流れはポンド高ドル安方向と見られる。 ポンド円はユーロ円同様に対ドルでのポンド買いと、介入と見られる動きによる円買いが交錯する展開。今後も介入と見られる動きが続き210円台を割り込む場面が見られると、大きな調整が入る可能性がある。ただ、地合い自体は上方向で、介入と見られる動きがなければ215円台回復に向けた動きが見込まれる。 MINKABUPRESS 山岡
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