CFTC大口投機資金動向(4/28時点):金・原油買いは縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における4月
28日時点の大口投機家の売り越しは390万1081枚となり、前週の390万
4830枚から縮小した。取組高合計は4905万1659枚となり、前週から21万
6438枚(0.4%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.4%増、債券
合計が1.2%増、為替合計が1.8%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
4.9%増、エネルギー合計は0.3%増、金属合計は3.8%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式、債券で新規売りが新規
買いを上回って売り越しを拡大した。為替は新規買いが新規売りを上回って売り越し
(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、イランのアラグチ外相がパキスタン、オマーン、ロシアを訪問するなか、米
国に対して新たな提案を行った。ただホルムズ海峡問題と戦闘終結を先に解決し、核問
題は先送りするという内容で、トランプ米大統領は拒否した。米中央軍がイラン攻撃計
画を米大統領に説明するなか、イランが新提案を行ったが、米大統領は不満を示した。
一方、為替市場では、片山財務相が介入を示唆したのち、円が急伸した。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が10万2059枚売り越し(前週9万
4460枚売り越し)、ユーロは3万5712枚買い越し(同4万1324枚買い越
し)、英ポンドは6万0639枚売り越し(同5万2039枚売り越し)となった。ユ
ーロは手じまい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油が米大統領がイランの提案を拒否したことを受けて4月7日以来
の高値110.93ドルを付けたのち、利食い売りなどが出て上げ一服となった。金は
米イランの和平協議停滞を受けて3月31日以来の安値4511.89ドルを付けたの
ち、円主導のドル安を受けて下げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が19万1911枚買い越し(前
週19万2302枚買い越し)に縮小した。新規売りが新規買いを上回った。ニューヨ
ーク金は15万9571枚買い越し(同16万4006枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1万8550枚買い越し(同2万0536枚買い越し)に縮小した。金、プ
ラチナともに手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが34万0740枚買い越し(前週26万
3732枚買い越し)に拡大、大豆は19万3939枚買い越し(同21万1146枚
買い越し)に縮小した。コーンは新規買い、買い戻しが入り、大豆は手じまい売りが買
い戻しを上回った。前週のコーンは、小麦高や大口成約などを受けて買い優勢となっ
た。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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