[今日の視点]石油=上昇へ、イランは米国に対案を提示

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。中心限月の2026年9月限で2500〜3500円高程度を想
定する。米国の戦闘終結に向けた提案をイランが拒否し、イランは対案を提示したが、
内容を確認したトランプ米大統領は全く受け入れることはできないと述べている。円相
場は1ドル=156円後半で推移し、先週末の大引け水準とほぼ変わらず。
 イランのタスニム通信によると、イランは「レバノンを含む全戦線での戦争の即時終
了、および今後の攻撃をしないことの保証」、「米国の海上封鎖の即時解除」、「米国
がすべての制裁を段階的に解除すること」、具体的には「覚書調印後30日以内にイラ
ンの石油輸出に対する制裁を解除すること」、「調印後30日以内に凍結されたイラン
資金の解放すること」、「ホルムズ海峡に対するイランの支配の承認」などを米国に要
求した。特に、イランは濃縮ウランの備蓄を米国または他国へ引き渡さないとしてお
り、核開発について協議するつもりはないようだ。
 イランがトランプ米大統領の顔を立てることはなさそうだ。先週、米国とイランは戦
争終結を目的とする覚書で合意に近づいているとの報道があったが、両国の提案は依然
として水と油で、混じり合う気配は乏しい。米国の対応に注目したい。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比2.65ドル高の98.07ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは97.65〜98.85ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2026年4月(大阪取引所)
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 消費者物価指数 2026年4月(国家統計局)
【経済】10:30 生産者物価指数 2026年4月(国家統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 中古住宅販売統計 2026年4月(全米不動産協会)
【農産】5/12 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】5/12 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
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