貴金属は、総じて買い優勢で寄り付く見通し。金はニューヨーク金が小幅安で引けた が、ドル建て現物相場が4750ドル台に受賞から、買い優勢を予想。銀は夜間取引で 7月限が上伸。他限月も出合いがあるならば、上昇となろう。プラチナ系貴金属(PG M)はプラチナがニューヨーク小幅高と円小幅安を受け、堅調に推移が見込まれる。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は69.73ドル高 の4748.35ドル、銀が578セント高の8646セント、プラチナが108. 00ドル高の2143.40ドル、パラジウムは25.89ドル高の1511.35ド ル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.13/14円で、前営業日の 大引け時点から0.15円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万4710円前後、銀は410円前後、プラチナは1 万0680円前後、パラジウムは7500円前後。 【東京金は米金利高止まりとこれを受けたドル買いの動きが下支え】 NY金は金利の高止まりが重石となり小安く推移。米国ではイランとの戦闘終結交渉 に進展が見られず原油価格が高騰し、これがインフレ高進観測を強めている。ただ、そ の一方で米国の雇用情勢は底堅さを維持し、小売売上高も堅調。また、人工知能(A I)への設備投資拡大期待がAI関連、ハイテク関連株に加え、鉱業関連株も押し上げ るなど、AIがけん引する形での経済拡大が見込まれている。これらは米金利の高止ま りを招く要因となっており、NY市場では金の上値抑制要因になっている。 一方、東京は、米金利高がドル買いの動きを促し、円売り傾向を強めていることから 金価格を引き上げる要因になっている。 米4月の消費者物価指数(CPI)の発表が12日、米小売売上高の発表が14日と 重要指標の発表が続く。この中で米CPIの上昇及び小売売上高の堅調な増加が見られ るようであれば米金利の高止まりとこれを受けたドル買い・円売り傾向が続くと予想さ れ、東京市場では為替面が金価格を支える要因になってくる可能性がある。 また14〜15日には米中首脳会談が開催される予定となっている。イランとの戦闘 に関連する話し合いを含め、その内容が注目される。 銀はきのうの海外市場で、産業用需要増観測を受けて買い優勢となった。 【NYプラチナは買い戻しや中国のデフレ脱却期待から上伸】 プラチナはきのうの海外市場では、下落後の買戻しや中国のデフレ脱却期待から買い 優勢となった。 中国国家統計局発表の4月の消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が 事前予想を上回ったことで中国のデフレ脱却期待が強まった。また、半導体や人工知能 (AI)への需要増観測が強まるなか、世界的に半導体関連株やAI関連株が堅調とな っていることで産業用需要増期待が高まっていることも強気材料視されている。引き続 き産業用需要増期待が白金市場の下支え要因となりそうだ。なお、14〜15日に開催 される米中首脳会談も注目される。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【経済】08:30 全世帯家計調査・消費支出 2026年3月(総務省) 【経済】14:00 景気動向指数 2026年3月速報(内閣府) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:30 消費者物価指数 2026年4月(労働省) 【経済】5/13 03:00 財政収支 2026年4月(財務省) 【工業】5/13 05:30 週間石油統計(API) 【農産】5/13 01:00 世界穀物需給見通し(USDA) 【農産】5/13 01:00 農産物生産高(USDA) MINKABU PRESS
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