AI半導体メーカーのセレブラス・システムズ<CBRS>が本日ナスダックに上場。前日決定のIPO価格は185ドルとなり、55.5億を調達した。半導体需要の急拡大が追い風となり、仮条件レンジを上回る水準で決定している。現在は気配のまま進行しているが、AIブーム再来の中、350ドルまで気配が上昇している。 譲渡制限付き株式ユニット(RSU)、従業員ストックオプション、ワラントなどを考慮した完全希薄化後の企業価値は約490億ドルに達する。今年のIPOとしては最大規模。IPOには公開株数の20倍を超える注文が集まった。 同社は今後、エヌビディア<NVDA>が主導する半導体市場に挑む上場企業の一角に加わる見通し。すでにアマゾン<AMZN>やオープンAIなど主要AI企業と関係を築いている。アマゾンはAIソフトの運用で自社開発のプロセッサー「トレーニアム」と併用してセレブラスのチップを活用する方針を示した。 オープンAIも2月にセレブラス製チップで稼働する初のモデルをリリースしている。開示資料によると、オープンAIはセレブラス株のワラントを3340万株分保有。その一部は、計算能力の提供時期や、時価総額が400億ドルを超えることなどの権利確定条件を満たす必要がある。 前日にアーム<ARM>とソフトバンクG<9984>が同社に買収提案を行い、同社は拒否していたとの報道も流れていた。 【企業概要】 AIインフラ企業。独自システムおよびソフトウェアで構成されるAIコンピューティング基盤を設計・製造。これらは標準ラック形式で提供され、データセンターからスーパーコンピューター規模まで展開可能で米国顧客向けにサービスを提供している。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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