ドル円、158円台を回復 途中で急速に下落 介入かは不明=NY為替概況 きょうのNY為替市場、ドル高が優勢となる中、ドル円は158円台を回復。途中で急速に157円台前半に下落する場面があった。日本の財務省による介入かは不明だが、その可能性も否定できない動きではある。 日本の財務省は、連休中も断続的に介入を実施し、連休明けもその気配が出ている。下に押し込むまでの介入は行っていないものの、160円に接近しないよう上値を抑えるスタイルの介入を実施している可能性もありそうだ。 今週、ベッセント財務長官が訪中する前に日本に立ち寄り、高市首相や片山財務相、植田日銀総裁と会談を行っていたが、「過度な為替変動は望ましくない」と介入に一定の理解も示していた。 ただ、直ぐに買い戻され、結局、急落前の水準よりも高い水準に上昇した。 ユーロドルは1.16ドル台に下落。きょうの下げで200日線に顔合わせしており、明日以降の動きが注目される。一方、ユーロ円はNY時間に入って円高が強まり、184円台前半に急落したものの、184円台後半に戻す展開。 米国債利回りのさらなる上昇は、ユーロにとって逆風となる可能性があるとの指摘が出ている。ユーロドルは現在、比較的狭いレンジ内で推移しているが、米金利上昇が進めば下方向へのブレイクアウトに繋がる可能性があるという。 4月には、イラン紛争解決期待を背景にドルの安全資産プレミアムが低下し、リスク選好も高まったことでユーロドルは1.18ドル台を回復していた。ECBの利上げ観測も維持されている。 しかし、現在はドル上昇リスクが高まりつつあると指摘。今週発表の米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)はいずれも強い内容となり、米国が今回の危機によるインフレの影響をある程度回避できるとの見方を崩れている。金利市場では既にこの状況が織り込まれつつあるが、為替市場はまだ十分織り込んでいないという。 ポンドドルは1.33ドル台まで下落。きょうの下げで一気に200日線まで下落。一方、ポンド円は急速な円高もあって一時211円台に下落する場面も見られた。英労働党内でスターマー首相降ろしの動きが活発化しており、党内で激しい動きが見え始めており、嫌気されているようだ。 本日は第1四半期の英GDPが公表されていたが、前期比0.6%の上昇と高い成長を示した。ただ、エコノミストからは英中銀の見方を大きく変えることはないとの見方が示されている。2022年以降、年初の成長は高めに出るケースが多く、今後の四半期は弱くなる可能性が高いことを示唆していると述べている。イラン情勢に伴うエネルギー価格上昇や政治不信を考慮すれば、今後の四半期は弱くなる可能性が高いことを示唆していると述べている。 成長率は第2四半期に前期比0.2ー0.3%程度になる可能性が高いが、実質所得の減少とインフレ上昇により、第3四半期にはマイナスに転じる可能性が高いという。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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