株価指数先物【引け後】 +1σ割れで下へのバイアスが強まりロング解消へ

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 62040 -680 (-1.08%)
TOPIX先物 3881.5 -1.5 (-0.03%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比680円安の6万2040円で取引を終了。寄り付きは6万3090円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万3045円)を上回る形で買いが先行した。現物の寄り付き後ほどなくして、6万3280円まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただし、その後はロング解消が強まり前場中盤にかけて下落に転じると、前場終盤にかけてショートが強まり、6万1800円まで下落幅を広げた。ランチタイムで6万1800円~6万2200円辺りで下げ渋る動きがみられたが、後場に入り下へのバイアスが強まり、終盤にかけて6万1000円まで下落幅を広げた。

 米ハイテク株が買われた流れを引き継ぐ形から、朝方はアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]のほか、前日に急落したフジクラ<5803>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角が買われ、日経平均型を牽引した。ただ、買い一巡後にこれら銘柄が軟化すると、先物市場でロング解消のほか、ショートを誘う流れが強まった。

 売り一巡後はボリンジャーバンドの+1σ(6万2030円)辺りで下げ渋る動きをみせたものの、後場に入り同バンドを下抜けたことでロングの解消とともに、売り仕掛け的なショートが膨らむ形だった。引けにかけてのショートカバーで+1σまで下げ幅を縮める動きになったが、今後は同バンドが抵抗線として機能してくるようだと、中心値(25日移動平均線)が位置する5万9590円辺りが射程に入ってくる可能性があろう。

 週足についても+1σ(6万0470円)と+2σ(6万3780円)とのレンジとなり、+2σを捉えた後は週後半の下げで+1σに接近する形になった。+1σを割り込んでくるようだと、4月に入ってからの上昇に対する調整の流れが強まる展開が意識されてきそうだ。

 また、日経平均株価はこれまで各月のSQ値を上回って推移してきたが、今週の下げで5月のSQ値(6万2628.64円)を割り込んできた。SQ値に接近する局面では戻り待ち狙いのショートが入りやすくなりそうである。そのため、足もとで利益確定の動きが強まった半導体やAI関連株など指数インパクトの大きい値がさ株をにらんでの展開となろう。

 NT倍率は先物中心限月で15.98倍(14日は16.15倍)と5月1日以来の16.00倍割れとなった。朝方は16.17倍と上昇する場面もみられたが、+1σ(16.21倍)に上値を抑えられる形だった。その後は指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が軟化するなかで、NTショートに振れる形になっている。目先的には25日線が位置する15.73倍が射程に入ってきそうだ。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9673枚、ソシエテジェネラル証券が1万3296枚、バークレイズ証券が4479枚、サスケハナ・ホンコンが3345枚、モルガンMUFG証券が2856枚、みずほ証券が1991枚、JPモルガン証券が1855枚、ゴールドマン証券が1738枚、野村証券が1681枚、SBI証券が1416枚だった。

 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万3437枚、ソシエテジェネラル証券が2万2756枚、バークレイズ証券が1万6681枚、JPモルガン証券が5758枚、モルガンMUFG証券が5552枚、ゴールドマン証券が3493枚、ビーオブエー証券が3349枚、SMBC日興証券が2881枚、サスケハナ・ホンコンが2834枚、野村証券が2816枚だった。





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