ドル高受けて節目の159円台に乗せる、米物価警戒でのドル高と日本財政赤字懸念の円売り=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル高受けて節目の159円台に乗せる、米物価警戒でのドル高と日本財政赤字懸念の円売り=東京為替概況
   
 先週の一連の米物価統計の力強い伸びもあって、ドルはほぼ全面高となった。先週末に158.84円を付け、158.70円台のほぼ高値圏で引けた後、週明けは調整が入って始まり、158.54円を付ける動きを見せたが、流れは変わらずじりじりと上昇。米物価高警戒からの米債利回りの上昇が目立ち、米10年債利回りが朝の4.595%付近から4.63%台へ上昇。30年債が5%を超えて2023年以来の高水準を付ける中で、ドル高が広がった。
  
 午前中に先週末高値を上回ると、昼過ぎまで上昇が続き159.07円を付けた。高値を付けた後、いったん158.83円まで20銭強の急落を見せるなど、介入警戒感からやや不安定な動きを見せるも、地合いの強さが継続しており、すぐに159円台に戻す動きを見せた。日本の政府与党連絡会議で高市首相が補正予算案の前倒しを含めた物価高対策での家計への支援姿勢を示したことで、財政赤字警戒が強まったことも、円売りからのドル円の上昇につながった。もっとも、ユーロドルなどでのドル高が一服したこともあって、ドル円はその後少し調整が入って158.80円台を付けている。
  
 ユーロドルはドル全面高の中で、朝の1.1620ドル台から1.1608ドルを付け、金曜日の安値1.1617ドルをしっかり下回った。もっとも対円でのユーロ買いなどを支えにその後反発。午後に入って1.1630ドル台を付けた。
  
 ポンドドルも午前のドル高で1.3302ドルを付けたが、大台を何とか維持すると午後に1.3350ドル前後まで反発している。
  
 ユーロ円は朝方、対ドルでのユーロ売りもあって184.17円を付ける動きも見せたが、その後円売りが優勢となったことで184.89円まで上値を伸ばした。ポンド円も同様に朝は円買いの動きも見られ、211.15円を付けたが、午後に入って212.00円台を付けるなど、円売りが広がった。
  
MINKABUPRESS 山岡

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