[今日の視点]石油=下落へ、トランプ米大統領の発言は相変わらず巧み

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。中心限月の2026年10月限で1300〜1800円安程度を
想定する。海外原油は続伸したものの、高値から押し戻された。円相場は1ドル=
158円後半で推移しており、前日水準とほぼ変わらず。
 週明けの海外原油は続伸したものの、引け後のトランプ米大統領の発言が重しとなる
だろう。言葉巧みなトランプ米大統領は19日に予定していたイラン攻撃を見送ったと
発表した。米国やイスラエルが再びイランを攻撃して、怯んだイランが降伏して米国の
要求を受け入れる可能性はおそらくなく妄想に近いうえ、もし米国が軍事作戦を再開す
れば、インフレ懸念や財政悪化懸念から世界的に国債が売られ、スタグフレーション見
通しから金融市場は不安定化する可能性が高く、イラン攻撃は現実的ではない。イラン
との交渉に進展はなく、再び上値を試している原油相場を口先で操縦することしか選択
肢がないのが現状だと思われる。
 ただ、先週「イラン戦争による物価高など、米国民の経済的な苦境は停戦交渉を進め
る動機になるか」と問われたトランプ米大統領は、「少しも(動機に)ならない」と一
蹴している。トランプ米大統領がイスラエルのためだけにイラン戦争を続ける可能性は
想定しておくべきである。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比1.97ドル安の102.41ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは102.12〜102.74ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者信頼感指数 2026年5月(WESTPAC)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国内総生産 2026年1-3月期1次速報 (内閣府)
【経済】13:30 鉱工業生産指数 2026年3月確報(経済産業省)
◆ 香港 ◆
【経済】17:30 雇用統計 2026年4月(香港統計局)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 貿易収支 2026年3月(EUROSTAT)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 雇用統計 2026年4月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 中古住宅販売仮契約指数 2026年4月(全米不動産協会)
【工業】5/20 05:30 週間石油統計(API)
【納会】--:-- WTI原油 2026年6月限(NYMEX)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2026年4月(カナダ統計局)
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