【本日の見通し】ドル高基調継続か、介入警戒感にも注意

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】ドル高基調継続か、介入警戒感にも注意
   
 昨日の市場でドル円は日米財務相の発言などを受けて一時ドル売りの場面もあったが、その後ドル高の流れに押し上げられて159.25円前後を付けるなど、しっかりした展開となった。ベッセント財務長官は(日本に対して)「過剰な為替変動は望ましくない」、片山財務相は「日本の為替政策の姿勢は理解されたと考えている」「断固たる措置をとる時はとる」と発言している。
  
 ドル円は159円台から一時158.67円を付けたが、すぐに反発し、159.25円まで上値を伸ばすなど、ドル高が優勢となった。ユーロドルが一時1.1600ドルを割り込むなど、ドル全面高となっており、ドル円も堅調地合いを維持している。
  
 米国の物価高警戒を受けた年内利上げ期待の高まりと、中東情勢をにらんだ有事のドル買いの流れがドルを支えている。日本に関しては高市首相が夏の電気・ガス料金補助の再開などを含めたエネルギー高対策での補正予算編成を指示したとの報道が、財政赤字拡大懸念での円売りにつながっており、ドル円はドル高、円安両面からしっかりとした展開。
  
 G7を終えて、ベッセント財務長官に状況を説明したところで、日本の通貨当局としては介入に踏み切りやすい状況となっているが、ドル高主導での動きがやや目立っているだけに、介入が入るかどうかはやや微妙な状況となっている。158円台後半から159円台でのレンジを中心に、基本的な流れは上方向。介入警戒感から159円台半ばからの買いには慎重という展開を見込んでいる。
  
 ユーロドルは一時1.1592ドルまで売りが出た。その後の戻りは1.1610ドル台までにとどまっている。動き自体は落ち着いているが、じりじりと下値を試す展開。戻りの1.1610ドル台は、直近の下げ局面の中、18日に下値を支えた水準。サポート水準をしっかり割り込んだ後、同水準が上値抵抗水準になる典型的な下げ局面の形に目先なっており、上値の重さが意識される。
  
 ユーロ円は対ドルでのユーロ売りに一時184円台前半を付けた。東京市場ではドル円の堅調さもあって185円台にしっかりと乗せ、185.21円を付けていたが、そこから1円の下げとなった。その後少し戻しているが、上値は重い。この後もやや上値の重い展開が見込まれる。
  
 ポンドドルは1.3400ドルを挟んでの推移。ユーロドルに比べてやや下値がしっかりしている。この後も現水準を中心に方向性を探る展開が見込まれる。
  
 ポンド円は213円台に乗せてきている。ドル円の調整もあって一時212.60円台までの調整を見せたものの、その後は反発しており、下値しっかり感が出ている。ただ、213.50円台からの買いには慎重姿勢も見られるだけに、今後の動きには注意。
  
MINKABUPRESS 山岡

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