[5月25日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 4 月限 5 月 18 日〜 5 月 22 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 24,018 24,174 (19) 23,403 (20) 23,849 -164 銀 389.9 389.9 (18) 389.0 (19) 389.0 -11.0 プラチナ 10,065 10,184 (18) 9,564 (20) 9,856 -204 パラジウム 7,200 7,200 (18) 7,000 (20) 7,000 -300 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 21 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 6) 4,542.5 -19.4 | ドル・円 159.09 0.67 円安 銀 ( 7) 7,673.2 -81.5 | 日経平均 63,339.07 +1929.78 プラチナ ( 7) 1,964.8 -27.0 | NY原油 ( 7) 96.35 -4.67 パラジウム ( 6) 1,385.90 -40.40 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 21日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】 プラチナは米国のイランに対する対応を確認、とした。 プラチナはドル高や金軟調を受けて売り優勢となったが、米国とイランの合意期待が 高まると下げ一服となった。現物相場は4月30日以来の安値1908.83ドルを付 けた。プラチナ先限は4月30日以来の安値9564円を付けた。一方、パラジウムの 現物相場は3月26日以来の安値1344.50ドルを付けた。 米中首脳会談が終了し、トランプ米大統領はイランに対して戦争終結に向けて合意す るよう圧力をかけた。米大統領は19日にイラン攻撃を予定していたものの、サウジア ラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)からの要請を受けてこれを取りやめた と明らかにした。その後、米国は数日中にも新たな攻撃を実施する可能性があると警告 したが、20日にイランとの交渉は最終段階にあるとした。ルビオ米国務長官は「前向 きな兆候」があるとしたが、米国とイランはウラン備蓄とホルムズ海峡の管理で対立し ている。またバーレーンとクウェート、カタール、サウジアラビア、UAEはイランが ホルムズ海峡の通航を管理するために設立した「ペルシャ湾海峡庁(PGSA)」を正 式に拒否した。 4月28〜29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、中東情勢を背 景にしたインフレへの懸念が強まるなか、より多くの当局者が利上げの可能性に備えた 地ならしの必要があるとの認識を示していたことが分かった。米新規失業保険申請件数 は前週から3000件減少し、20万9000件となった。事前予想は21万件だっ た。5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.3と前月の54.5 から上昇し、4年ぶりの高水準となった。イラン戦争に伴う供給不足や価格上昇に備 え、企業が在庫を積み増した。米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は、米国のインフ レ問題は悪化している一方、労働市場は安定していると述べた。 【欧米のプラチナETF残高が減少】 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、20日のロンドンで10.04トン (前週末10.08トン)、21日のニューヨークで38.37トン(同38.63ト ン)に減少、20日の南アで4.73トン(同4.73トン)と変わらずとなった。ま たパラジウムETFの現物保有高はロンドンで4.66トン(同4.66トン)、ニュ ーヨークで17.23トン(同17.23トン)、南アで0.63トン(同0.63ト ン)と変わらずとなった。欧米のプラチナETF(上場投信)残高が減少した。一方、 米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、5月12日時点のニュー ヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは2万0712枚(前週1万7785枚)、 パラジウムの売り越しは1915枚(同1476枚)に拡大した。 【プラチナは第1四半期の供給過剰も通年では供給不足見通し】 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ ると、第1四半期は8トンの供給過剰となった。南アの季節外れの好調な生産や、プラ チナETF(上場投信)、取引所在庫からの資金流出が背景にある。ただ2026年は 9トンと前回予測から2トン増加し、4年連続の供給不足が予想されており、第1四半 期のトレンドは年内に反転するとみられている。地上在庫の減少や地金・コイン需要の 増加、ガラス生産能力の拡大による需要増加が背景にある。トレヴァー・レイモンドC EOは「プラチナのファンダメンタルズは、依然として投資家にとって魅力的である。 市場は供給不足の状態が続いており、中東における地政学的な逆風にもかかわらず、プ ラチナの需要は十分に安定している」と述べた。 当面の予定(イベント・経済統計) 25日 ●香港、仏英スイス、米国休場 26日 米ケース・シラー住宅価格指数 2026年3月(S&P) 米消費者信頼感指数 2026年5月(カンファレンスボード) 27日 政策金利公表(NZ準備銀行) 中国工業利益 2026年4月(国家統計局) 28日 政策金利公表(南アフリカ準備銀行) 米国内総生産 2026年1-3月期改定値(商務省) 米個人所得・支出 2026年4月(商務省) 米耐久財受注 2026年4月速報値(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米新築住宅販売 2026年4月(商務省) 29日 労働力調査(失業率) 2026年4月(総務省) 鉱工業生産指数 2026年4月速報(経済産業省) 小売業販売額 2026年4月速報(経済産業省) 独雇用統計 2026年5月(連邦雇用庁) 独消費者物価指数 2026年5月速報(連邦統計庁) 米卸売在庫 2026年4月速報値(商務省) シカゴ購買部協会景気指数 2026年5月(シカゴ購買部協会) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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