株価指数先物【引け後】 +2σ接近で上へのバイアスが強まる

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪6月限
日経225先物 63340 +1800 (+2.92%)
TOPIX先物 3894.0 +44.5 (+1.15%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示

 日経225先物(6月限)は前日比1800円高の6万3340円で取引を終了。寄り付きは6万2080円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万2190円)にサヤ寄せする形で買いが先行した。寄り付きを安値に上へのバイアスが強まり、前場中盤にかけて6万3000円台を回復。買い一巡後は6万2800円~6万3000円辺りで保ち合う場面もみられたが、前場終盤にかけてレンジを上抜くと6万3190円まで上げ幅を広げた。

 ランチタイムでは6万3070円~6万3170円での推移となったが、後場の取引開始後にこれを上抜き、6万3460円まで上昇。買い一巡後は6万3180円~6万3450円辺りで保ち合いを継続し、終了間際に6万3500円まで上げ幅を広げた。

 米国市場の流れを引き継ぐ形で買いが先行して始まったが、前日同様、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]のインパクトが大きい。前日には1社で日経平均株価を800円超、本日も約577円押し上げている。また、ファーストリテイリング<9983>[東証P]やTDK<6762>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]の上昇が目立ったほか、足もとで調整を強めていたフジクラ<5803>[東証P]などもリバウンドを強めたことで、先物市場でロングを強める形になった。

 さらに、日経225先物は寄り付き後ほどなくしてボリンジャーバンドの+1σ(6万2300円)を明確に上抜けて+2σ(6万3960円)が射程に入ってきたことで、ショートカバーを誘う動きも意識された。収斂していたバンドは再び上向きに転じており、ナイトセッションで+1σは6万2490円、+2σが6万4130円に切り上がっている。バンドに沿ったトレンド形成をみせてくることで、上へのバイアスが強まりやすく、ショートからのエントリーは控えておきたい。

 14日につけた6万3860円を捉えてくる局面では、ショートカバーを強めてくる展開になりそうだ。一方で、パキスタンの仲介により米国・イラン合意の最終草案がまとまったと中東メディアが報じたが、その後の動きはまだ伝えられていない。週末の土・日の間に変化がみられる可能性はあるが、週明けの米国市場は戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)で休場となるため、初動反応となる東京市場では週明けから大きく振らされる展開には注意が必要である。

 NT倍率は先物中心限月で16.26倍(21日は15.98倍)に上昇した。ソフトバンクグループのほか、指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株の強さが目立ち、日経平均型優位の状況となった。+1σ(16.20倍)を上回ってきたことで、いったんはNTショートを巻き戻す形でのリバランスが一巡する可能性があろう。ただし、バンドが収斂してきたことでトレンドが強まるとみられ、+2σ(16.47倍)を意識したNTロングでのスプレッド狙いを想定しておきたいところだ。

 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3322枚、ソシエテジェネラル証券が8357枚、バークレイズ証券が3517枚、サスケハナ・ホンコンが2448枚、野村証券が1777枚、モルガンMUFG証券が1628枚、JPモルガン証券が1599枚、BNPパリバ証券が1565枚、ゴールドマン証券が1333枚、松井証券が1185枚だった。

 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万4582枚、ABNクリアリン証券が1万3135枚、バークレイズ証券が1万0944枚、JPモルガン証券が4883枚、モルガンMUFG証券が3946枚、ゴールドマン証券が2798枚、シティグループ証券が2538枚、サスケハナ・ホンコンが1752枚、ドイツ証券が1375枚、野村証券が1251枚だった。

株探ニュース

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