[5月25日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 4 月限 5 月 18 日〜 5 月 22 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 24,018 24,174 (19) 23,403 (20) 23,849 -164 銀 389.9 389.9 (18) 389.0 (19) 389.0 -11.0 プラチナ 10,065 10,184 (18) 9,564 (20) 9,856 -204 パラジウム 7,200 7,200 (18) 7,000 (20) 7,000 -300 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 22 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 6) 4,523.2 -38.7 | ドル・円 159.09 0.67 円安 銀 ( 7) 7,619.9 -134.8 | 日経平均 63,339.07 +1929.78 プラチナ ( 7) 1,939.7 -52.1 | NY原油 ( 7) 96.60 -4.42 パラジウム ( 6) 1,360.30 -66.00 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 22日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前回のレビュー】 金は米国のイランに対する対応を確認、とした。 金はトランプ米大統領がイランに対して戦争終結に向けて合意するよう圧力をかけた ことが圧迫要因になったが、合意期待が高まると下げ一服となった。現物相場は3月 30日以来の安値4454.76ドルを付けた。金先限は3月30日以来の安値2万 3403円を付けた。 米中首脳会談が終了し、トランプ米大統領はイランに対して戦争終結に向けて合意す るよう圧力をかけた。米大統領は19日にイラン攻撃を予定していたものの、サウジア ラビア、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)からの要請を受けてこれを取りやめた と明らかにした。その後、米国は数日中にも新たな攻撃を実施する可能性があると警告 したが、20日にイランとの交渉は最終段階にあるとした。ルビオ米国務長官は「前向 きな兆候」があるとしたが、米国とイランはウラン備蓄とホルムズ海峡の管理で対立し ている。またバーレーンとクウェート、カタール、サウジアラビア、UAEはイランが ホルムズ海峡の通航を管理するために設立した「ペルシャ湾海峡庁(PGSA)」を正 式に拒否した。 4月28〜29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、中東情勢を背 景にしたインフレへの懸念が強まるなか、より多くの当局者が利上げの可能性に備えた 地ならしの必要があるとの認識を示していたことが分かった。米新規失業保険申請件数 は前週から3000件減少し、20万9000件となった。事前予想は21万件だっ た。5月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.3と前月の54.5 から上昇し、4年ぶりの高水準となった。イラン戦争に伴う供給不足や価格上昇に備 え、企業が在庫を積み増した。米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は、米国のインフ レ問題は悪化している一方、労働市場は安定していると述べた。 【金ETF残高は小幅増加】 世界12カ国に上場している金ETF(上場投信)の現物保有高は21日時点で 1215.75トンとなり、前週末比0.41トン増加した。米国で0.29トン、英 ETFSで0.14トン増加、オーストラリアで0.01トン減少した。米国とイラン の合意期待を受けて安値拾いの買いが入った。一方、米商品先物取引委員会(CFT C)の建玉明細報告によると、5月12日時点のニューヨーク金の大口投機家の買い越 しは17万1622枚となり、前週の16万3303枚から拡大した。今回は新規買い が7979枚、買い戻しが340枚入り、8319枚買い越し幅を拡大した。 インド政府が金と銀の輸入関税を6%から15%に引き上げたことや、宝飾品輸出業 者の輸入規則を改定したことを受け、インドの投資家や市場関係者で様々な議論が出 た。関税が9%増加したが、市場価格は5〜6%の上昇にとどまった。在庫が出てきた ことや消費者の買い意欲が後退したことが背景にある。またETF(上場投信)のプレ ミアムのリスクも関心を集めている。銀の輸入が制限されるなか、需要が急増すると、 ETF価格にゆがみが出る可能性があるという。一方、インド地金宝飾品協会(IBJ A)は政府の投機的需要を抑制するという目標に合わせるため、宝石商に対して地金取 引を停止するよう呼びかけたという。 【銀は米イランの合意期待で下げ一服】 銀の現物相場は米大統領のイランに対する警告を受けて売り優勢となり、6日以来の 安値73.16ドルを付けたが、米国とイランの合意期待を受けて下げ一服となった。 米国とイランの協議の行方を確認したい。またイスラエルや湾岸諸国の動きも焦点であ る。 21日のニューヨークの銀ETF(上場投信)の現物保有高は前週末比43.62ト ン減の1万5179.19トンとなった。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の 建玉明細報告によると、5月12日時点のニューヨーク銀の大口投機家の買い越しは 2万6111枚となり、前週の2万3892枚から拡大した。 当面の予定(イベント・経済統計) 25日 ●香港、仏英スイス、米国休場 26日 米ケース・シラー住宅価格指数 2026年3月(S&P) 米消費者信頼感指数 2026年5月(カンファレンスボード) 27日 政策金利公表(NZ準備銀行) 中国工業利益 2026年4月(国家統計局) 28日 政策金利公表(南アフリカ準備銀行) 米国内総生産 2026年1-3月期改定値(商務省) 米個人所得・支出 2026年4月(商務省) 米耐久財受注 2026年4月速報値(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米新築住宅販売 2026年4月(商務省) 29日 労働力調査(失業率) 2026年4月(総務省) 鉱工業生産指数 2026年4月速報(経済産業省) 小売業販売額 2026年4月速報(経済産業省) 独雇用統計 2026年5月(連邦雇用庁) 独消費者物価指数 2026年5月速報(連邦統計庁) 米卸売在庫 2026年4月速報値(商務省) シカゴ購買部協会景気指数 2026年5月(シカゴ購買部協会) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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