きょうの為替市場、ドル円は買いが優勢となっており、159円台前半に戻している。前日の週明けに158円台に値を落としたものの、下値での押し目買い意欲も根強く、159円台に再浮上している状況。 ただ、本日は円安の動きが優勢でドル高ではない。米国がイラン南部のミサイル発射拠点や船舶など対象に攻撃を実施したものの、市場は冷静に見ており、和平交渉を妨げないとの期待を維持している。原油も下落しており、米国債利回りも低下。米政府は今回の攻撃について、防衛的措置だったと説明。トランプ大統領は「協議は順調に進んでいる」と述べていた。 ストラテジストは「市場心理を左右している最大要因はイラン情勢だ」と指摘。「攻撃やイラン側の強硬発言にもかかわらず、双方はこれまで以上に合意に近づいている。米国は軍事行動再開を望んでいないことを明確にしている」と述べている。 ただ、ドル円は159円を挟んでの上下動に変化はない。地政学や金融政策、為替介入などを考慮するとボラティリティは極めて低く見えるとの指摘も出ている。オプション市場では1週間物インプライド・ボラティリティ(予想変動率)が5.23%と数年ぶり低水準へ低下。 動かない理由は、トレーダーの間で155ー160円レンジが維持されるとの見方が強まっているためだという。ドルを下支えしている日米の金利差や底堅い米経済指標、決定打を欠く日銀政策などで、ドル円は150円台半ばで支えられている。一方、上値では為替介入リスクが意識されている状況。そのような中、方向感をなくしているようだ。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は160円に観測。 26日(火) 160.00(6.0億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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