きょうの為替市場、ドル円は159円台での膠着した展開が続いている。ただ、再度160円を目指した上値追いの流れは継続。 先ほど発表の4月のPCE価格指数は前回よりは伸びが鈍化し、予想も若干下回っていた。為替市場もドル安の反応が見られているものの、高水準のインフレではある。同指標はFRBが重視しているインフレ指標だが、このところのFRBのタカ派転換姿勢を裏付ける内容ではあった。 米国がイランへの空爆を実施したことで中東情勢の緊張が再び高まっており、原油価格が再び上昇。米軍はイラン軍関連施設への空爆を実施した一方、ホルムズ海峡再開方法を巡り、ワシントンとテヘランの対立は依然続いている。 ストラテジストは、「FRBが利下げバイアスから距離を置き始めている中、ドル全面安を正当化する材料はない。インフラ被害、戦略備蓄再積み増し、構造的リスクプレミアム上昇によって原油価格は高止まりしやすく、ドルの交易条件面での支援効果も緩やかにしか低下しないだろう」と述べている。 また、一部からは「このところドル高が再び強まっており、ドル円を下支えしている。再び160円を試す展開が見られているが、円キャリー取引の妙味から、米金利上昇が続けば162-163円のゾーンへのレベルシフトも見込まれる」との声も出ている。 なお、日本の財務省は明日、外国為替平衡操作実施状況を公表する予定。過去1カ月のどの程度円買い介入を実施したかを示す。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。 28日(木) 現行付近にはなし MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。