NY原油市況=反発も、米国とイランの合意が近いとの報道が重しに

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/07     89.11       92.52       87.11       88.90        + 0.22
  2026/08     86.49       89.46       84.00       86.79        + 0.80
  2026/09     83.64       86.57       82.31       84.72        + 1.14
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              826,978             1,986,709    ( + 15,243)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/06     361.87    + 2.12
                            2026/07     355.21    + 2.32
         改質ガソリン       2026/06     318.52    + 5.15
                            2026/07     310.09    + 3.39
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反発。期近2限月の前日比は0.22〜0.80ドル高。
その他の限月は1.00〜1.52ドル高。
 今週に入って米国とイランの交戦が繰り返されていることが相場を支えた。イランの
タスニム通信によると、米国のタンカーがレーダーシステムを切ってホルムズ海峡の通
過を試みたが、イラン革命防衛隊(IRGC)が警告射撃したため停船し、引き返すこ
とになった。米軍はこの報復としてイランのバンダーアッバスの軍事基地を攻撃し、イ
ランはクウェートの米軍基地にミサイルを発射するなど、戦闘終結やホルムズ海峡の解
放に向けた合意期待が後退した。
 米アクシオスが、米国とイランは60日間の停戦延長と核開発を巡る交渉開始で合意
に近いと報道したことは重し。米政府関係者の発言として伝わっている。この合意文書
にはホルムズ海峡の無制限航行や、イランによる機雷除去が明記される見通し。ただ、
トランプ米大統領はこの合意をまだ承認していないという。なお、米アクシオスと同様
な内容をCNN、ロイター通信、AP通信も報道している。
 一方、タスニム通信は関係筋の話としてアクシオスの報道を否定した。イラン政府は
合意が成立した場合に自ら公式に発表するとしている。イラン国営放送が報道した覚書
草案も含めて、報道されては否定される展開が続いている。
 時間外取引で7月限は92.52ドルまで上昇した後、通常取引開始を控えて上げ幅
を削った。通常取引序盤には、売りが強まると87.11ドルまで下落。その後は売り
買いが交錯しつつも、プラス圏で引けた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 -332.7万(4億4169万)
ガソリン -257.2万(2億1159万)
留出油  -210.7万(1億0080万)
(クッシング地区)
原油 -279.4万(2302万)
*()は在庫総量
今日の材料
・ホルムズ海峡の通行料を巡り、オマーンがイランに協力した場合は制裁へ=米財務長
官
・ホルムズ海峡の航行が自由となりイランが高濃縮ウランを引き渡し、核開発計画の停
止を確約すれば制裁を緩和する=同上
・イランがホルムズ海峡の目標に向けて複数のミサイルを発射=ファルス通信
・イランは南部ブーシェフル州上空で敵対機を撃墜=タスニム通信
・撃墜されたのは米MQ9リーパー=報道
・米製油所稼働率は94.5%まで急上昇=EIA
・SPRを含む米石油在庫は15億8403万2000バレルまで減少、24年以来の
低水準を更新=同上
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比280万バレル減
・ガソリン在庫は前週比319万9000バレル減
・留出油在庫は同110万バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比287万5000バレル減
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