日中取引開始後、原油の2026年10月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服し ている。 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、戦略石油備蓄(SPR)を含む原 油と石油製品在庫の合計は15億8403万2000バレルまで減少し、24年以来の 低水準を更新した。前週比1737万6000バレル減と、維持不可能なペースで取り 崩されている。米国の輸出が拡大傾向にあるほか、米国内の石油消費は底堅く、需要の 減退が見られないことが取り崩しを後押ししている。米製油所稼働率が94.5%まで 上昇しているため、原油在庫の取り崩しは一段と強まるだろう。 推計によると世界の石油在庫は76億バレル付近まで減少しており、70億バレルの 節目付近まで減少すると、流通が止まり、エネルギーシステムの崩壊が始まると見通さ れている。70億バレル未満の在庫はシステム内にとどめて置かなければならず、供給 にはあまり回せない。このシステム崩壊を回避するため、急激なエネルギー高が発生す る可能性があり、それは9月までに発生すると想定されている。高市首相は27年春ま で国内で必要な石油の安定供給を確保できるとの見通しを示しているが、ホルムズ海峡 が解放されなければ、世界経済は7−9月期に正念場を迎えそうだ。 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.45ドル安の88.45ドルで推 移。本日これまでのレンジは88.20〜88.92ドル。 原油10月限の予想レンジは8万0500円から8万1500円、ガソリン先限は 9万0000円から11万0000円、灯油先限は10万0000円から11万 0000円。 MINKABU PRESS
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