[6月1日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日) 2027 年 4 月限 5 月 25 日〜 5 月 29 日 始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比 金 23,848 24,120 (25) 22,969 (28) 23,787 -62 銀 389.0 389.0 (25) 389.0 (25) 389.0 0.0 プラチナ 9,817 9,982 (25) 9,385 (29) 9,648 -208 パラジウム 7,000 7,000 (25) 7,000 (25) 7,000 0 ====================================== NY貴金属(カッコ内は限月) | 東京外為・株式/NY原油 28 日終値 前週末比 | 終 値 前週末比 金 ( 8) 4,532.4 -24.0 | ドル・円 159.25 0.16 円安 銀 ( 7) 7,591.2 -28.7 | 日経平均 66,329.50 +2990.43 プラチナ ( 7) 1,927.3 -12.4 | NY原油 ( 7) 88.90 -7.70 パラジウム ( 9) 1,395.70 +14.60 |* ドル・円は15時45分現在、原油は 28日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】 プラチナは米国とイランの協議の行方を確認、とした。 プラチナは米国とイランの和平交渉が続くなか、武力衝突やリスク回避の動きを受け て売り優勢となったが、暫定合意が伝えられると下げ一服となった。現物相場は4月 30日以来の安値1873.40ドルを付けた。プラチナ先限は3月30日以来の安値 9385円を付けた。一方、パラジウムの現物相場は2025年10月以来の安値 1331.00ドルを付けた。 米国とイランは停戦を60日間延長し、イランの核開発問題を巡り協議する覚書で暫 定合意した。ただトランプ米大統領はまだ承認していない。一方、イランのタスニム通 信は、米国との協議に当たっている交渉チームに近い関係筋の話として、覚書の文面は まだ最終化も確認もされていないと報じた。これまでの交渉でイランがホルムズ海峡の 航行の管理を要求したが、米国は航行の自由を主張した。またイランは凍結資産を半分 解除することを要求したが、共和党強硬派が反対した。さらにイランは停戦にレバノン も含めるべきとしたが、イスラエルがレバノン南部で地上作戦を拡大した。対立する部 分が多く、どのようにまとまるかを確認したい。また米大統領はイランとの合意の一環 として、サウジアラビア、カタール、パキスタン、トルコ、エジプト、ヨルダンに対 し、イスラエルとの国交正常化を目的とする「アブラハム合意」に参加するよう要請し たと明らかにした。ただパキスタンはこの提案を拒否した。 4月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比3.8%上昇し、2023年5月 以来の大幅な伸びとなった。米新規失業保険申請件数は前週から5000件増加し、 21万5000件となった。イラン戦争が長期化するなか、小幅増にとどまり、一時解 雇(レイオフ)は比較的低水準にとどまっている。第1四半期の米国内総生産(GD P)改定値は前期比1.6%増だった。速報値の2.0%増から下方修正され、事前予 想の2.0%増を下回った。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は、近い将来の 利下げを検討するのは「正気の沙汰ではない」と述べた。「利下げが将来的に利上げよ りも可能性が高いわけではないことを明確にするため、政策声明の『緩和バイアス』の 文言を削除することを支持する」と述べた。CMEのフェドウォッチでは年内の利上げ を織り込みつつある。一方、米国民がガソリン価格急騰への対応に追われるなか、次の インフレの波が食料品売り場にも押し寄せつつある。悪天候や関税、減少する牛の飼育 頭数など複数の要因が重なり、食料品価格はすでに平均を上回るペースで上昇してい る。 【欧米のプラチナETF残高が減少】 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、27日のロンドンで10.01トン (前週末10.04トン)、28日のニューヨークで37.80トン(同38.37ト ン)に減少、27日の南アで4.68トン(同4.68トン)と変わらずとなった。ま たパラジウムETFの現物保有高はロンドンで4.62トン(同4.66トン)に減 少、ニューヨークで17.12トン(同17.12トン)、南アで0.63トン(同 0.63トン)と変わらずとなった。欧米のプラチナETF(上場投信)残高が減少し た。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によると、5月19日時 点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは1万7908枚(前週2万 0712枚)に縮小、パラジウムの売り越しは2497枚(同1915枚)に拡大し た。 【6月のECB理事会で利上げ検討見通し】 欧州自動車工業協会(ACEA)によると、4月の欧州連合(EU)の新車(乗用 車)登録台数は前年同月比5.1%増の97万2314台となった。1〜4月は前年同 期比4.2%増の379万4280台となった。ポルトガル銀行のサントス・ペレイラ 総裁は、中東紛争は物価動向に大きな影響を及ぼすとの見方を示した上で、ECBは6 月の理事会で二次的効果に焦点を当てると述べた。ECBが公表した4月29〜30日 の理事会の議事要旨で、一部の政策委員にとって、金利を据え置くか、利上げに踏み切 るかの判断が難しい局面だったことが分かった。6月11日のECB理事会で利上げが 検討されるとみられている。 当面の予定(イベント・経済統計) 1日 ●ニュージーランド(女王誕生日) 中国製造業購買担当者景況指数 2026年5月(RatingDog) ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年5月確報(Markit) ユーロ圏雇用統計 2026年4月(EUROSTAT) 米製造業景況指数 2026年5月(ISM) 2日 英マネーサプライ 2026年4月(BOE) ユーロ圏消費者物価指数 2026年5月速報(EUROSTAT) 3日 中国サービス業購買担当者景況指数 2026年5月(RatingDog) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年5月確報(Markit) ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2026年5月確報(Markit) ユーロ圏生産者物価指数 2026年4月(EUROSTAT) 全米雇用報告 2026年5月(ADP) 米耐久財受注 2026年4月確報値(商務省) 米製造業新規受注 2026年4月(商務省) 米非製造業景況指数 2026年5月(ISM) 米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB) 4日 ユーロ圏小売売上高 2026年4月(EUROSTAT) 米新規失業保険申請件数(労働省) 5日 全世帯家計調査・消費支出 2026年4月(総務省) ユーロ圏域内総生産 2026年1-3月期確報(EUROSTAT) 米雇用統計 2026年5月(労働省) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行 ※投資や売買については御自身の判断でお願いします。
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