前週は原油相場の軟化を受けて、穀物相場も下落した。イラン和平合意への期待感が 原油相場を押し下げたことが、穀物相場の上値も圧迫している。また、産地気象環境が 安定していることもネガティブ。作付け作業は順調に進んでいるが、このまま大きなト ラブルもなく作付け作業は終わる可能性が高まっている。値頃感から買いを入れる動き もみられたが、反発力は限定された。アルゼンチンのストで大豆油・ミールが堅調だっ たことはポジティブ。 今週も上値の重さが残りやすい。イラン情勢の鎮静化期待が原油相場の上値を圧迫す ると、穀物相場の上値も圧迫されやすい。原油相場の値下がりが加速すると、調整売り 優勢の地合が維持されよう。産地では作付けシーズンはほぼ終了するが、良好な気象環 境が続くと、上値の重さが維持されやすくなる。今週から作況報告の数値も発表され る。ただし、需給面では割高感は急速に薄れており、値ごろ買いが誘われても違和感が ない価格水準に到達している。原油相場の値動き鈍化、輸出環境からのサポート強化と いった動きがみられると、下値を固める展開に移行する。 予想レンジは、トウモロコシが430〜460セント、大豆が1160〜1220セ ント。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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