前週は90ドル台を割り込む軟調地合になった。米国とイランの和平合意に対する期 待感から値下りが進んだ。まだ両国の主張隔たりは大きいが、和平に向けた歩み寄りが 進んでいるとの評価が原油相場を押し下げている。実際に和平合意が実現するのかは不 透明感も強いが、和平が実現した場合には30日程度でホルムズ海峡の流通が正常化す るとの楽観的な見方が織り込まれている。 今週も戻り売り優勢の地合が続きやすい。イラン情勢次第の不安定な地合が続くが、 和平合意に向けての進展期待が維持されると、このまま上値の重い展開になる。特にホ ルムズ海峡の流通正常化期待を高めるような動きが報告されると、90ドル割れ定着か ら一段安が打診されやすくなる。ただし、足元の需給は一段とひっ迫化しており、和平 合意への期待が後退すると、急反発するリスクを抱えている。 予想レンジは82〜92ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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