前週は4300〜4600ドル水準で売買が交錯した。3週間ぶりに上昇に転じた が、値動きは不安定だった。イラン情勢に対して楽観的な見方が強まる中、原油安と連 動した米金利低下・ドル安が金相場を下支えした。ただし、インフレの長期化で米連邦 準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切る可能性に対する警戒感も強く、一時は約 2ヵ月ぶりの安値を更新するなど、不安定な値動きが続いた。 今週は下値を固める展開になろう。イラン情勢に強く左右されるが、米国とイランが 和平合意に近づいているとの見方が維持されると、金相場は底堅い展開になろう。米国 とイランの和平合意に対する期待感もあり、アジア現物需要も底堅く推移しており、 200日移動平均線でのサポートが試される。ただし、イラン情勢の先行き不透明感は 強く、改めて原油相場の急伸が促されるようなことがあると、調整売り優勢の地合に転 じる。月初の米経済指標がイベントリスクになる。特に雇用統計には注意が必要。 予想レンジは4300〜4800ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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