[今日の視点]石油=売り買い交錯か、米国がイランに報復攻撃も戻りは鈍い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は売り買い交錯か。中心限月の2026年11月限で300円安〜300円
高程度を想定する。米軍ヘリの墜落を巡って、米国がイランに報復攻撃を実施し、一時
停戦が揺らぎ緊迫感が一段と強まっているが、米国とイランの合意期待が引き続き相場
を圧迫し、方向感は抑制されそうだ。円相場が1ドル=160円前半で円安・ドル高推
移していることは支援要因。
 イスラエルとイスラム組織ヒズボラの衝突が再燃するリスクが高いほか、米国・イス
ラエルとイランの戦争が再開するリスクがあるものの、米国とイランの合意期待が根強
いことが上値を抑制している。米CNNの集計によると、3月末からトランプ米大統領
は合意が近いと38回発言し現在に至っているが、未だにその発言を現実的であると受
け止める向きが多い。最近は中東系のメディアも飽きることなく合意が近いと報道して
おり、見ている側としては食傷気味である。ヘッドラインに含まれる停戦や合意という
ワードにアルゴリズムが反応し、相場が抑制されている印象も強く、原油相場のファン
ダメンタルズと価格が釣り合っていないのではないか。ただ、東京早朝の米国の攻撃に
対してイランは反撃する見通しで、強気に構えておく場面だろう。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.77ドル高の88.97ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは88.65〜89.91ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者信頼感指数 2026年6月(WESTPAC)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 マネーストック 2026年5月(日本銀行)
◆ 中国 ◆
【経済】--:-- 貿易収支 2026年5月(税関総署)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 貿易収支 2026年4月(連邦統計庁)
【経済】15:00 鉱工業生産指数 2026年4月(経済技術省)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:00 国内総生産 2026年1-3月期(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 貿易収支 2026年4月(商務省)
【経済】23:00 卸売在庫 2026年4月確報値(商務省)
【経済】23:00 中古住宅販売統計 2026年5月(全米不動産協会)
【工業】6/10 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 貿易収支 2026年4月(カナダ統計局)
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