【本日の見通し】中東情勢への警戒感強まり、ドル高優勢も、ドル円は介入警戒感が重石 中東情勢への警戒感が広がっている。米国がイランへの強硬姿勢を示しており、有事のドル買いが支えとなっている。ドル円は160.50円台まで上値を伸ばした。もっとも160円台後半では介入警戒感が高まることもあり、上値追いには慎重な姿勢が見られる。今年最初の介入が入ったとみられる4月30日の高値160.72円を意識する展開が続く。 注目された昨日の米消費者物価指数(CPI)は、前年比+4.2%と前回から伸びて2023年4月以来の高水準となった。ガソリンが前年比+40.5%、燃料油が58.9%まで伸びており、全体を押し上げた形。もっとも伸びは予想と一致。前月比も予想と一致したが、食品とエネルギーを除くコア前月比が予想を下回り、4月からも伸びが鈍化した。この点ではややドル売り材料となったものの、中東情勢への警戒からのドル高の勢いが強く、影響は限定にとどまった。 ドル円はこの後もしっかりした動きが継続するとみられる。中東情勢をにらみつつ、160円台での取引が中心となりそう。 21時半の米生産者物価指数にも注目。前回は予想を大きく超えるサプライズな伸びとなった。今回もさらに伸びが強まる予想となっている。予想をさらに超えて伸びてくるようだと、今後のCPIの伸びにつながる形でドル高につながる可能性がある。 ユーロドルは1.1530ドル前後での推移。米CPI前月比の伸び鈍化もあり、1.1530ドル台から1.1573ドルまで上昇したものの、その後ドル高が再び強まり、上昇分を解消。朝の下げで昨日の安値を下回ってきている。 ユーロ円は対ドルでのユーロ買いを受けて一時185.50円台まで上昇してきたが、その後185.00円台まで下げるなど、上昇一服。中東情勢を受けたリスク警戒の円買いも重石となっており、上値追いには慎重となっている。 ポンドドルは米CPI後のドル売りに1.3420ドル台を付けた後、上昇分を解消し、さらに下げて1.3350ドル台を付けている。中東情勢次第となるが、この後はやや重くなる可能性がありそう。 ポンド円はユーロ円同様にいったん上昇し、215.24円を付けたが、その後214.30円台まで下げてきている。中東情勢が重石となっている。 MINKABUPRESS 山岡
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