原油相場はボックス内での乱高下が続いている。10日は米軍がイランによる米軍ヘ リコプター撃墜への報復として、イランに対する攻撃に踏みきっている。トランプ米大 統領は和平合意が実現しない場合には、さらに厳しい報復攻撃を行うと警告している。 一方、イランはホルムズ海峡の全ての船舶の航行を禁止するとして、革命防衛隊が船舶 に対する攻撃を行ったことも報告されている。前日の楽観ムードが一転して悲観ムード に変わっている。 米原油在庫の取り崩しが続いていることにも注意が必要。戦略石油備蓄(SPR)放 出でも原油在庫の減少が止まらず、過去5年平均の下限に近付いている。原油輸出の増 加、製油所稼働率の上昇が原因だが、在庫喪失抑制のために米国が輸出規制に踏み切る ような動きがみられると、国際需給に大きな混乱が生じるリスクがある。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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