金相場は年初来安値を更新した。5月米消費者物価指数でインフレ懸念が高まった影 響と解説されているが、実際にはそれ以前のアジア・欧州時間から値を崩している。米 連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測の高まりに加えて、株安で流動性確保の売 りも膨らみやすくなっている。この弱気ムードの解消に必要なのは、イラン和平でイン フレ懸念を緩和していくことだ。その意味では、株価や金相場の急落は、米国とイラン に対して早期和平を訴える警告と評価することもできよう。早期和平が実現しなけれ ば、経済や金融市場がもたないリスクが高まっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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