NY原油市況=反落、米国は予定されていたイラン攻撃を中止

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/07     92.25       93.64       85.81       87.71        - 2.32
  2026/08     90.24       91.62       84.38       86.16        - 2.18
  2026/09     88.20       89.48       82.94       84.54        - 1.97
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              862,955             1,977,496    ( + 4,594)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/07     351.31    - 9.95
                            2026/08     348.31    - 9.57
         改質ガソリン       2026/07     310.14    - 0.85
                            2026/08     304.58    - 1.74
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。期近2限月の前日比は2.32〜2.18ドル安。
その他の限月は1.97〜0.41ドル安。
 連日イラン攻撃を実施していたトランプ米大統領が、予定されていた攻撃を中止する
とSNSで述べたことが重し。昨日の時点で、トランプ米大統領はイランが合意しない
なら明日も攻撃すると警告していた。トランプ米大統領の投稿によると、「イランとの
協議がイラン指導部の最高レベルにまで引き上げられ、承認されたという事実に基づ
き」攻撃を見送る。今週末あるいは来週にも両国が合意に署名する可能性が浮上した。
 イランのファルス通信によると、約2週間前の時点で両国の交渉チームによって覚書
草案は最終段階にあり、最後の承認を待つ段階にあったが、この審査でトランプ米大統
領は交渉団レベルの合意に反していくつかの新たな要求を追加し、イランは返答せず協
議は沈黙期間に入った。その後、イスラエルがレバノンへの攻撃を激化させ、米国もホ
ルムズ海峡付近への空爆を開始し、緊張感が高まったものの、今週のカタールの介入も
あって米国が追加的な要求を撤回し、約2週間前の最終承認を待つ覚書草案に回帰した
という。軍事的な圧力にイランが屈して合意が近づいたというよりも、イランが受け入
れる余地のある草案に戻り、審査の可能性が出てきたもよう。
 イスラエル首相府によると、「トランプ大統領は今夕、ネタニヤフ首相と、イランと
の間で策定中の覚書(交渉開始の枠組み)について電話で協議した。イスラエルはこの
覚書当事者ではありませんが、首相は、交渉の結果生じる最終合意に、濃縮核物質の除
去、濃縮インフラの解体、ミサイル生産の制限、地域におけるイランのテロ代理勢力へ
の支援の終了が含まれるというトランプ大統領の確約に感謝の意を表明した」と発表し
た。ただ、今のところ公式に覚書草案の内容は公表されていないほか、イランはこれま
でに核開発問題についての協議を先送りする構えを示している。
 時間外取引で7月限は93.64ドルまで上昇した後に上げ幅を縮小し、一時マイナ
ス転換した。通常取引序盤にかけてプラス圏に浮上したものの、売りが強まると
85.81ドルまで急落した。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油安が重し。
今日の材料
・イランのアラグチ外相、13日にパキスタンを訪問する可能性=報道
・イラン外務省、米国との合意に関する最終決定はまだ
・イラン外務省報道官、交渉テキストの大部分は最終決定されていたが米国は立場を繰
り返し変更した=タスニム通信
・イラン外務省報道官、イランはレッドラインで妥協することはない=同上
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