海外サマリー(12日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2026/ 8 4,238.8  +124.8  シカゴ大豆  2026/ 7 1,113.50   -1.50
NY銀     2026/ 7 6,797.4  +397.3  シカゴコーン 2026/ 7   412.75   +1.00
NYプラ    2026/ 7 1,712.2  + 46.5  NY原油   2026/ 7    84.88   -2.83
NYパラ    2026/ 9 1,291.50 +41.90  ドル・円               160.21   +0.21
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。
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◎NY外為=ドル円は160円台前半で小高く推移
 NY為替市場、ドル円は160円台での推移が続いた。米国とイランの紛争終結に向
けた合意への期待が高まる中、原油相場がWTIで一時83ドル台まで急落。一部報道
では早ければ14日にもスイス・ジュネーブで覚書(MoU)の署名式が行われる可能
性があるとも伝わっている。
 ただ、為替市場の反応は限定的で様子見の雰囲気を続けている。ドル円は一時160
円を割り込む場面が見られたものの、160円を割り込むと押し目買い意欲も強く支え
られている。「実際の合意成立は市場が考えるほど簡単ではく、来週はFOMCも控え
ていることから、しばらく方向感に欠ける展開が続く」との見方も出ていた。
 来週は日銀決定会合も予定され、植田総裁は入院治療で欠席ではあるものの、追加利
上げが有力視されている。ただ市場では、日銀が利上げを実施しても円キャリー取引が
終了するとは見ていないようだ。投機筋も依然として大規模な円ショートを積み上げて
いる。
 政策金利が1.00%になったとしても、円を調達通貨として利用する魅力はほとん
ど損なわれないとの指摘が出ている。FRBの3.75%と比較しても金利差は依然と
して大きく、他の新興国と比べれば歴然で、3月のようにボラティリティが再び急上昇
しない限り、円キャリー取引は引き続き強く支えられるという。
◎NY貴金属=金は反発、米国とイランの合意が近いとの観測で
 ニューヨーク金は、銀は反発。
 金8月限は反発。米国とイランの覚書草案が合意に近づいているとの観測が強まった
ことが米インフレ懸念と年内の米利上げ観測を後退させ、貴金属市場を押し上げた。イ
ランのメヘル通信は覚書草案の内容について報道しており、イランに対する制裁解除や
ホルムズ海峡の解放、資産凍結解除や米軍の撤退などが含まれるもよう。ただ、来週に
米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、上げ一服後の動意は限定的だった。来週
のFOMCでウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長による舵取りが始まるた
め、注目度が非常に強い。
 銀7月限は反発。金相場に連動した。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナは反発、パラジウムは続伸。
 プラチナ7月限は反発。戦闘終結やホルムズ海峡の解放に向けて、米国とイランが覚
書草案の合意に近づいているとの観測が強まったことが貴金属市場を押し上げた。ホル
ムズ海峡の解放によって石油供給が正常化し、米インフレ懸念が後退することによるド
ル安が期待されている。ただ、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、上
げ一服後は模様眺めムードが強まった。ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議
長のもとでの新体制が始動する。
 パラジウム6月限は続伸。プラチナに連動した。
◎LME=軒並み上昇、停戦合意期待から買い優勢
 アルミ3カ月物は続伸。3529.50ドルで買い優勢で取引開始となった。序盤に
3498.50ドルまで押し目を形成したが、アジア株が米国・イランの停戦合意期待
で上昇したことで押し目買い意欲が強くプラスサイドに浮上。10日の高値3544ド
ル超えとなり、3550ドルまでジリ高。米長期金利が小幅に上昇、ドル堅調、中東生
産国から供給不安の後退が圧迫要因ながら、欧米の株高から需要減少不安が後退し、堅
調に推移した。
 銅3カ月物は大幅反発。1万3600ドルで高寄りし、始値がこの日の安値となっ
た。アジア株に続き欧州株が米国・イランの停戦合意期待で大幅高となったことが追い
風となった。金、銀の上昇も強材料となり、3日ぶりの高値となる1万3743.50
ドルまで上昇。これまでトランプ米大統領が停戦合意が近いとの発言をしながら合意に
至らずが繰り返された経緯から、週末を控えた手じまい売りに圧迫されたが、200ド
ルを超える上げ幅を維持して終えた。終値では今月4日以来の高値をつけた。
◎NY原油=続落、米国とイランの覚書草案は最終段階に
 ニューヨーク原油の期近は続落。
 戦闘終結やホルムズ海峡の解放に向けて、米国とイランが覚書草案の合意に近づいて
いることが相場を圧迫した。イランのメヘル通信によると覚書草案には、すべての戦線
(レバノンを含む)における戦争の恒久的かつ即時停止、米国のイラン内政不干渉への
確約、米国による海上封鎖の完全解除、米軍がイラン周辺から撤退する確約、イランの
手配によるホルムズ海峡の再開、対イラン制裁の解除、最終合意は国連安全保障理事会
決議で承認されることなどが含まれる。トランプ米大統領はSNSでこの報道内容をや
んわりと否定した一方、イランのアラグチ外相は14項目の覚書が最終段階にあること
を認めたほか、パキスタン首相も和平合意の最終合意文書が取りまとめられたことを確
認し、次のステップへの最終調整を行っていると述べた。
◎シカゴ大豆・コーン=小幅に大豆安のコーン高、需給報告後の水準固め模様
 大豆は総じて小幅安。
 前日の米農務省(USDA)の月例需給報告を受けた下落後の水準固め模様。5月後
半から1ドル以上急落していることもあり、需給報告を織り込んだことで利食いの買い
戻しが入りやすくなった。ただ、米国産の生育が順調に進展して、作柄が良好なこと
や、米中首脳会談で合意後も中国の買い付けが全く見られないことで、上値は引き続き
抑えられた。米国とイランの停戦合意が近いとの見方で原油が急落したことで、大豆油
が軟調だったことも上値抑制要因となった。
 コーンは総じて小幅高。
 USDAの月例需給報告で下落した前日の安値を小幅に下回って、期近から5本がさ
らに一代安値を更新したものの、5月後半からほぼ一本調子で下げてきたこともあり、
需給報告を織り込んだことで、週末前の利食いの買い戻しで安値からは戻す展開となっ
た。米国産の順調な生育や作柄に加えて、現在出回り時期を迎えている南米産の生産高
の上方修正などで弱材料も多く、上値は引き続き抑制された。
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