[6月15日からの1週間の展望]
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週間高低(カッコ内は日付) 6 月 8 日〜 6 月 12 日
始 値 高 値 安 値 帳入値 前週末比
ガソリン 先限 100,000 100,000( 8) 100,000( 8) 100,000 ±0
灯 油 先限 105,000 110,000( 8) 105,000( 8) 110,000 ±0
原 油 11月限 81,500 83,920( 8) 78,010(12) 78,400 -3,270
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6 月 8 日〜 6 月 12 日
<海外原油> 週間4本値 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比
NY原油 7 月限 93.00 95.47( 8) 83.20(12) 84.88 -5.66
ブレント原油 8 月限 95.50 98.08( 8) 85.80(12) 87.33 -5.76
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12日 東京時間の午後3時15分現在 ドル・円 160.31 前週末比 0.37円の円安
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【前週のレビュー】ニューヨーク原油7月限は4月30日の高値103.78ドル、5
月18日の高値105.21ドルのダブルトップを完成させるネックラインを下回らず
に反発したことで、トリプルトップ指向となっている。ただ、直近は97.00ドルの
高値から反落して、5日の午後には93ドル台前半で推移しており、これで戻り高値を
付けた可能性もあり得るとした。
【NY原油の陰の極はまだ来ていないか】
ニューヨーク原油7月限は結局、3日に付けた97.00ドルが戻り高値となり、そ
の後は再び崩れた。直近の安値は11日に付けた85.74ドル。本稿執筆時の12日
午後には86ドル台で推移。さらに崩れた場合、以前指摘したややいびつなダブルトッ
プ(103.78ドル、105.21ドル)のネックラインを明確に下回ることにな
り、123.6%押し(81.63ドル辺り)、80ドルの節目、138.2%押し
(78.84ドル辺り)、161.2%押し(74.34ドル辺り)まで下値余地が拡
大することになる。いずれにせよ、陰の極(セリング・クライマックス)はまだ来てい
ないと見ておきたい。日柄的には15日が新月のため、その近辺で底入れするような展
開をイメージしておきたい。
材料的には、今回で何度目か分からないぐらいだが、米国とイランの停戦合意に対す
る期待が圧迫要因となっている。直近の報道では、トランプ米大統領が11日、今週末
にも両国間で戦闘終結に向けた覚書(MOU)に署名する可能性を指摘している。署名
する場合はバンス米副大統領が対応して、13日にスイスのジュネーブで行われるとの
報道も出ている。
ただ、米国側はMOUの内容をイランの最高指導者であるモジタバ師も承認したとい
う認識を示しているが、イラン外務省のバガイ報道官は11日、最終決定はしていない
と述べるなど、両国の間にはかなり温度差があるようだ。
これまでもトランプ米大統領の一方的な発言後、それが覆されるパターンを何度も繰
り返しており、そのたびに原油相場は翻弄される展開が続いてきた。とくに週末にその
重要なイベントが来るパターンが多かったが、今回も同様のパターンとなり、越週玉は
売りも買いも保有リスクが高まりそうだ。
電撃的に両国が署名すれば、週明けのアジアの時間帯に5ドルぐらい急落してもおか
しくない一方、決裂すれば再び急騰するパターンとなりそうだ。
外部要因を見ると、ニューヨークダウ平均株価は過去最高値からは反落しているが、
再び5万ドル台を回復するなど、まだ高値圏のもみ合いの範疇の値動き。
ドルインデックスはさらに一段高となり、100ポイント台に乗せていたが、直近は
割り込み、99ポイント台後半で推移。
【今年の世界石油需要の伸びを2カ月連続で下方修正=OPEC月報】
統計物では、11日に発表された石油輸出国機構(OPEC)月報によると、今年の
世界石油需要の伸びが日量97万バレルと、前月の同117万バレルから20万バレル
も下方修正された。これで2カ月連続の下方修正となる。一方、来年の世界石油需要の
伸びは同173万バレルと、前月の同154万バレルから19万バレル上方修正され
た。来年には需要が回復することが予想されている。
また、5月のOPECプラス産油国の原油生産量は同3313万バレルと、前月比同
19万バレル減となった。ホルムズ海峡の閉鎖で中東地域のOPEC産油国の増産は事
実上不可能となっている。これにはOPECを脱退したアラブ首長国連邦(UAE)の
産油量が含まれており、今後はさらに減少する見込み。
なお、国際エネルギー機関(IEA)の月報は、今月はやや遅めの17日に発表予定
だが、OPECよりさらに弱気な見方が示される可能性がある。
【東京原油のテクニカル分析】
東京原油の6番限である11月限はおおむね21日移動平均線でもあるボリンジャー
バンドの中心線(8万2600円辺り)を上値抵抗として、8万円の節目に近い−1シ
グマ(8万0040円辺り)を挟んだ広めの高下が続いている。
【NY原油、ブレント原油のテクニカル分析】
ニューヨーク原油7月限はほぼ同様にボリンジャーバンドの中心線(94.10ドル
辺り)を上値抵抗として、90ドルの節目やそのやや下の−1シグマ(89.11ドル
辺り)を挟んだ広めの高下となっている。
ブレント原油8月限もほぼ同様の展開。ボリンジャーバンドの中心線(96.82ド
ル辺り)を上値抵抗として、−1シグマ(91.82ドル辺り)を挟んだ広めのもみ合
いだが、90ドル台割れには下値抵抗も見せている。
<当面の予定>
15日【経済】第3次産業活動指数 2026年4月(経済産業省)
【経済】小売業販売額 2026年4月確報(経済産業省)
【経済】金融政策決定会合(日本銀行)
【経済】ユーロ圏鉱工業生産 2026年4月(EUROSTAT)
【経済】ユーロ圏貿易収支 2026年4月(EUROSTAT)
【経済】英住宅価格指数 2026年6月(ライトムーブ)
【経済】米製造業景況指数 2026年6月(ニューヨーク連銀)
【経済】米鉱工業生産・設備稼働率 2026年5月(FRB)
16日【経済】総裁記者会見(日本銀行)
【経済】金融市場調節方針公表(日本銀行)
【経済】金融政策決定会合(日本銀行)
【経済】中国住宅価格指数 2026年5月(国家統計局)
【経済】中国小売売上高 2026年5月(国家統計局)
【経済】中国鉱工業生産 2026年5月(国家統計局)
【経済】独景況感指数 2025年6月(ZEW)
【経済】米住宅着工・許可件数 2026年5月(商務省)
【経済】米輸出入物価指数 2026年5月(労働省)
【経済】米連邦公開市場委員会(FRB)
【工業】米週間石油統計(API)
17日【経済】機械受注 2026年4月(内閣府)
【経済】貿易収支 2026年5月速報(財務省)
【工業】原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
【経済】ユーロ圏消費者物価指数 2026年5月確報(EUROSTAT)
【経済】英消費者物価指数 2026年5月(国立統計局)
【経済】英小売物価指数 2026年5月(国立統計局)
【経済】英生産者物価指数 2026年5月(国立統計局)
【経済】米住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】米小売売上高 2026年5月(商務省)
【経済】米企業在庫 2026年4月(商務省)
【経済】米中古住宅販売仮契約指数 2026年5月(全米不動産協会)
【経済】米連邦公開市場委員会(FRB)
【経済】米FOMC声明文公表(FRB)
【工業】米週間石油統計(EIA)
【工業】国際エネルギー機関(IEA)月報
18日【経済】対外及び対内証券売買契約等の状況 6月7日-6月13日(財務省)
【経済】ユーロ圏国際収支 2026年4月(ECB)
【経済】英雇用統計 2026年5月(国立統計局)
【経済】英政策金利公表(BOE)
【経済】英金融政策委員会議事録 6月17日分(BOE)
【経済】米新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】米製造業景況指数 2026年6月(フィラデルフィア連銀)
【経済】米景気先行指数 2026年5月(カンファレンスボード)
【経済】米対米証券投資 2026年4月(財務省)
19日【経済】消費者物価指数 2026年5月(総務省)
【経済】金融政策決定会合議事要旨公表 4月27-28日分(日本銀行)
【休日】中国端午節
【経済】独生産者物価指数 2026年5月(連邦統計庁)
【経済】英小売売上高 2026年5月(国立統計局)
【休日】米奴隷解放記念日
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