ゴム週間展望=高値圏でレンジ相場を形成、強弱材料が交錯

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [6月15日からの展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)         6月8日〜6月12日
<国内>         始 値     高 値       安 値       帳入値    前週比
 26年11月限      430.3     431.8(8)     416.0(10)    426.1    -  3.5
 RSS先限      425.0      428.0(12)   417.0(10)    428.0     -  6.0
 TSR20    360.0      360.0(8)     356.0(8)     360.0     -  5.0
 上海9月限   17670    17800(12)   17500(11)     17725     +   75
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 160.31円  前週末比 0.37円安
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 【前週までのレビュー】直近の上昇に対するファンダメンタルズからの裏付けは乏し
く、短期的には調整場面になるとみた。ただ、今夏はスーパーエルニーニョが発生する
確率が高いことから、大きな調整にはなりにくいとした。
【高値圏でのレンジ相場形成】
 JPXゴムRSS3号の活発限月11月限は、6月3日に436.8円まで上昇し一
代の高値を更新した。その後は調整場面となっていたが、416.0円で支持されると
再び地合いを引き締めている。5月25日から6月3日まで上昇に対する調整安場面は
終了したとみられる。目先、米国とイランの戦争終結に向けた動きが強まる一方、この
夏の「スーパーエルニーニョ」が発生する確率が高まっている。このため強弱材料が交
錯する中、415〜430円前後でのレンジ相場を形成するとみる。
【中国自動車業界は不調】
 10日に中国汽車工業協会(CAAM)が発表した5月の中国の自動車生産台数は、
前年同月比1.2%減の261万6000台、販売台数(全世界)は同2.1%減の2
62万9000台となった。1−5月の累計では、生産が前年同期比4.6%減の12
23万5000台、販売は同4.2%減の1220万7000台だった。
 また中国の国内販売は5月が20.4%減の170万台、1−5月の累計販売台数は
前年同期比20.6%減の814万7000台となっており、国内販売の落ち込みが目
立っている。一方、輸出は5月が68.7増%の93万台、1−5月の累計が63%増
の405万9000台と好調を維持しており、国内の不調を輸出でカバーしている格好
となっている。
 中国は世界最大の天然ゴム消費国であり、中国の自動車需要が不調ならば、天然ゴム
価格にとっては弱材料となる。
【上海9月限は1万7220元の攻防】
 上海ゴムの中心限月の9月限は、調整安局面が終了するか重要なポイントに差し掛か
っている。チャート的には、5月14日の高値1万8395元と6月3日の高値1万8
440元でダブルトップを形成する可能性がある。ネックラインは、5月22日と26
日の安値がある1万7220元、6月10日の下落場面でも1万7245元で支持され
ており、この価格帯は強い支持となっている。目先だが、1万7500元をしっかり回
復すると、1万8000元を目指した動きになる。一方、1万7200元をしっかり割
り込むと、4月17日の安値1万6480元を目指した下げ相場なることが予想され
る。

【東京ゴム活発限月の11月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の11月限は、週半ばまでは調整場面となり、その後は地
合いを引き締めている。5月中旬からの値動きを確認すると、上海高を背景に、5月1
4日には413.0円まで上昇、その後、米国とイランの和平交渉の進展から、5月2
2日には404.0円まで下落。だが、上海ゴムが再び地合いを引き締めると、米国と
イランの和平交渉の進捗が遅れていることが明らかになると、6月3日には436.8
円まで上昇し、一代の高値を更新した。その後は、買われ過ぎ感などから、10日には
416.0円まで下落した。だが、同水準で支持されると、12日は431.4円まで
水準を引き上げる場面があった。
 一段高となれば、一代の高値436.8円が最初の関門。高値更新となれば、節目の
440円や445円を目指すとみる。一方、高値警戒感から再度軟化すれば、節目の4
20.0円が最初の関門。同水準を割り込むと、2日の安値415.4円を試そう。安
値を更新するようなら、節目の410.0円や5月25日の安値405.0円が視野に
入る。
【今週の注目ポイント】
 引き続き原油相場に注目したい。米国とイラン戦争終結が間近に迫っているようだ。
ただ、これまで幾度もその期待は裏切られている。ただ、状況が改善すれば、一時的に
せよNY原油が下落、ドル円もドル安方向に振れることから、高値圏にあるJPXゴム
RSS3には売り圧力が強まるとみる。
【相場予想レンジ】
 6月15〜19日のJPXゴムRSS3号11月限の中心レンジ予想は400〜44
0円前後。テクニカルの支持線が415.4円(6月2日安値)、抵抗線は436.8
円(一代の高値)。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
15日 金融政策決定会合(日本銀行、16日まで)
    ユーロ圏鉱工業生産 2026年4月(EUROSTAT)
    ユーロ圏貿易収支 2026年4月(EUROSTAT)
    米製造業景況指数 2026年6月(ニューヨーク連銀)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2026年5月(FRB)
16日 ●南ア(青年の日)
    キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
    金融市場調節方針公表(日本銀行)
    中国住宅価格指数 2026年5月(国家統計局)
    中国小売売上高 2026年5月(国家統計局)
    中国鉱工業生産 2026年5月(国家統計局)
    独鉱工業生産 2026年5月(国家統計局)
    米住宅着工・許可件数 2026年5月(商務省)
    米輸出入物価指数 2026年5月(労働省)
    米連邦公開市場委員会(FRB、17日まで)
17日 機械受注 2026年4月(内閣府)
    貿易収支 2026年5月速報(財務省)
    英消費者物価指数 2026年5月(国立統計局)
    ユーロ圏消費者物価指数 2026年5月確報(EUROSTAT)
    米小売売上高 2026年5月(商務省)
    米企業在庫 2026年4月(商務省)
    米中古住宅販売仮契約指数 2026年5月(全米不動産協会)
    米FOMC声明文公表(FRB)
18日 政策金利公表(スイス国立銀行)
    ユーロ圏国際収支 2026年4月(ECB)
    英雇用統計 2026年5月(国立統計局)
    英中銀(BOE)政策金利公表
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米製造業景況指数 2026年6月(フィラデルフィア連銀)
    対米証券投資 2026年4月(財務省)
    上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
19日 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
    ●中国、香港(端午節)、米国(奴隷解放記念日)
    消費者物価指数 2026年5月(総務省)
    金融政策決定会合議事要旨公表 4月27-28日分(日本銀行)
    英小売売上高 2026年5月(国立統計局)
    独生産者物価指数 2026年5月(連邦統計庁)
    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。



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