前週は年初来安値を更新した後、週末に向けて下げ幅を縮小する展開になった。高イ ンフレを背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げに踏み切る可能性が警戒され る中、200日移動平均線割れに続いて年初来安値を更新した。米インフレ指標で強 めのインフレ圧力が再確認され、4000ドルの節目に接近する軟調地合になったが、 週末に向けてイラン和平合意への期待が高まると押し目を買い拾われ、4200ドル台 前半まで切り返した。 今週は底堅い展開になりやすい。米国とイランの和平合意が成立し、原油相場の軟化 が進むと、FRBの利上げに対する警戒感が緩和されることが、貴金属相場を押し上げ よう。合意が成立するのか、成立したとして維持できるのかは慎重な評価が求められる が、和平合意で原油安が進めば米金利低下から底堅く推移しやすい。米連邦公開市場委 員会(FOMC)ではインフレ対応の議論が中心になる見通しだが、イラン和平が実現 すれば、金相場の急落リスクは後退しよう。 予想レンジは4100〜4500ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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