CFTC大口投機資金動向(6/9時点):金・原油買いが縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における6月9
日時点の大口投機家の売り越しは612万4752枚となり、前週の542万0183
枚から拡大した。取組高合計は5087万3527枚となり、前週から17万0850
枚(0.4%)増加した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.9%増、債券
合計が0.4%増、為替合計が6.2%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
2.7%減、エネルギー合計は0.7%減、金属合計は0.3%増となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で買い戻しが手じまい売
りを上回って売り越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大し
た。為替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し(ドル買い)を拡大した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、中東の紛争や米消費者物価指数(CPI)の伸び加速を受けてリスク回避の
動きが広がったが、米国がイラン攻撃を中止し、和平合意が近いとの見方が出ると、リ
スク回避の動きが一服した。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が14万5818枚売り越し(前週12万
9567枚売り越し)、ユーロは1万3932枚買い越し(同4万8866枚買い越
し)、英ポンドは6万4213枚売り越し(同5万2218枚売り越し)となった。ユ
ーロは手じまい売り、新規売りが出て買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油が米国とイランの和平合意期待を受けて戻りを売られた。金は中
東の紛争や米消費者物価指数(CPI)の伸び加速が圧迫要因になったが、米国とイラ
ンの和平合意期待を受けて下げ一服となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が13万0301枚買い越し(前
週15万5874枚買い越し)に縮小した。手じまい売り、新規売りが出た。ニューヨ
ーク金は17万3837枚買い越し(同17万6020枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1万5012枚買い越し(同1万7212枚買い越し)に縮小した。金は新
規売りが新規買いを上回り、プラチナは手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが10万3559枚買い越し(前週19万
9942枚買い越し)、大豆は15万0463枚買い越し(同18万7784枚買い越
し)に縮小した。コーンは新規売りが新規買いを上回り、大豆は手じまい売り、新規売
りが出た。前週のコーンは、米産地の順調な生育や南米の生産見通し引き上げを受けて
売り優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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