NYプラチナ市況=大幅続落、米イランの署名もドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 7)  1736.8     1771.4      1688.2      1707.3    - 85.6
         (26/10)  1754.3    1789.2      1706.7      1725.6    - 85.0
 パラジウム  (26/ 9)  1324.00    1346.50     1281.00     1289.10   - 74.50
         (26/12)  1352.00    1359.50     1302.00     1307.30   - 74.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,691         23,575        61,661       (-    759)
 パラジウム          3,986          3,153        17,109       (+     98)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          51,564.70  +  72.15
     前日  160.64/66   1.1500/02   ・ナスダック         26,517.93  + 496.27
     本日  161.36/38   1.1457/59   ・10年米国債利回り      4.45  -   0.01
・NY原油  (26/ 7)   76.60 - 0.19  ・SPDR保有金残高  1,012.21      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)は大幅続落。前日比はプラチナが85.6〜84.4ド
ル安、中心限月の7月限が85.6ドル安、パラジウムは74.60〜72.60ドル
安、中心限月の9月限は74.50ドル安。
 プラチナ7月限は大幅続落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ
見通しを受けて急落して始まったのち、金の下げ一服が下支えになった。欧州時間に入
ると、ドル高を受けて戻りを売られた。日中取引では、ドル高や原油安一服、金軟調を
受けて売り優勢となった。
 パラジウム6月限は米国とイランが戦争終結に向けた覚書に電子署名したことが下支
えになったが、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られた。
 プラチナ7月限は時間外取引を1693.7〜1771.4ドルのレンジで推移し、
前日比94.2ドル安の1698.7ドルとなった。7月限は米連邦準備理事会(FR
B)の利上げ見通しを受けて急落して始まったのち、金の下げ一服が下支えになった。
欧州時間に入ると、ドル高を受けて戻りを売られた。
 日中取引では、買い戻されたが、1729.3ドルで戻りを売られた。その後は、ド
ル高や原油安一服、金軟調を受けて売り優勢となり、1688.2ドルまで下落した。
 米国とイランが戦争終結に向けた覚書に電子署名し、ホルムズ海峡の封鎖が解除され
た。ただバンス米副大統領は、覚書署名に対するイスラエルの批判について、「自分な
ら世界に唯一残っている強力な同盟国を攻撃しないだろう」と非難した。イスラエルの
動向に対する懸念から、ドル高や原油高が再開すると、圧迫要因になった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1281.00〜1346.50ドルのレンジで
推移し、前日比79.10ドル安の1284.50ドルとなった。9月限は米連邦準備
理事会(FRB)の利上げ見通しを受けて急落して始まったのち、他の貴金属の下げ一
服が下支えになった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて戻りを売られた。
 日中取引では、買い戻されたが、1331.00ドルで戻りを売られた。その後は、
ドル高や原油安一服、他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となり、1283.00ドル
まで下落した。
 17日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比4723オンス減の41万
9366オンス、パラジウムは3354オンス減の24万9518オンス。
今日の材料
・2〜4月の英国の賃金上昇率(ボーナスを除く)は前年同期比3.4%で、伸び率は
1〜3月と変わらず、市場予想の3.2%を上回った。失業率は5.0%から4.9%
へと市場予想の5.0%に反して低下。労働市場が比較的堅調な状態にあることが示さ
れた。
・ドイツのIfo経済研究所は、2027年の経済成長率見通しを3月時点の1.2%
から0.8%に下方修正した。米イランが戦闘終結に向けた覚書で合意したものの、イ
ンフレは高止まりすると予想した。
・スイス国立銀行は、政策金利を0%に据え置いた。イラン情勢の影響で足元でインフ
レが加速したが中期的な物価圧力にはほとんど変化が見られないとの見方を示した。
・欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミストであるフィリップ・レーン専務理事は
ECBの中立金利レンジの上限が切り上がったとの見方を示した。その上で、ユーロ圏
経済は勢いを失うことなく、若干高めの金利に耐えられる可能性があると述べた。
・イングランド銀行は、政策金利を3.75%に据え置いた。インフレ圧力の高まりの
程度が不明確な中、現段階での利上げは時期尚早と判断した。
・イスラエルのサール外相は、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外
相)と「一切の接触を断つ」と表明した。
・米新規失業保険申請件数は前週比4000件減の22万6000件だった。ただ申請
件数はやや高い水準にとどまっており、6月の雇用の伸びが緩やかになる可能性が示唆
された。市場予想は22万5000件だった。
・トランプ米大統領は、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラとイスラエルの戦闘を含
め、米国は「あらゆる戦線での完全な停戦」を期待していると述べた。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。