[今日の視点]石油=下落を想定も、イスラエルはレバノンからの撤退を拒否

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。中心限月の2026年11月限で700〜1000円安程度を想
定する。ニューヨーク原油が続落したことが重し。ホルムズ海峡は再封鎖されたが、レ
バノンからイスラエル軍が撤退し、航行が正常化すると期待されている。円相場は1ド
ル=161円後半で推移しており、前日水準とほぼ変わらず。
 米国やイランがスイスで協議し、レバノンでの停戦を監視して紛争を回避する新たな
枠組みであるレバノン非衝突メカニズムが創設された。パキスタンやカタールなど仲介
国も含めてイスラエルに対する圧力が強まったため、イスラエルがまもなくレバノンか
ら撤退すると期待されている。レバノンからイスラエル軍がいなくなれば、ホルムズ海
峡は再び解放される見通しだ。
 ただ、米国とイランの協議が終わった後、イスラエルのネタニヤフ首相は「国防軍
(IDF)は、自国民を守るためならレバノン南部での行動の自由(攻撃や駐留)に一
切の制限を受けない」と発表した。原油相場は中東情勢の緊迫感がほぼ払拭されたよう
な値動きとなっているが、イスラエルは妥協して撤退するのだろうか。2月末から始ま
ったイラン戦争でイスラエルは何一つ目標を達成できておらず、レバノン南部で安全地
帯を設けることが出来なければ、多くの死傷者を発生させた作戦が水泡に帰す。イスラ
エルの動向に注目したい。
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比0.29ドル高の74.15ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは74.04〜74.25ドル。
<今日の予定>
◆ 香港 ◆
【経済】17:30 消費者物価指数 2026年5月(香港統計局)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 製造業購買担当者景況指数 2026年6月速報(Markit)
【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2026年6月速報(Markit)
【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2026年6月速報(Markit)
◆ アメリカ ◆
【工業】6/24 05:30 週間石油統計(API)
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