米金利上昇・ドル高の上値圧迫が続いている。イラン和平合意で原油相場は軟化して いるが、米金利上昇・ドル高環境が嫌気されている。機関投資家は米金利・ドルの動向 に敏感であり、金上場投資信託(ETF)経由の資金流入鈍化、さらに資金流出が警戒 されている。前週の世界の金ETFは5.1トンの買い越しだが、その前の4週は売り 越しになっている。イラン和平合意が資金流出に歯止めを掛けたものの、米連邦公開市 場委員会(FOMC)のタカ派評価もあって、押し目買いには慎重ムードが見受けられ る。シカゴ連銀のグールズビー総裁は、インフレが戦争によるエネルギー価格高騰とい う一時的なショックの影響だけではない可能性を指摘している。インフレが一時的なの か高止まりするのか、見極めの必要性を訴えている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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