[今日の視点]貴金属=NY続落もドル建て現物相場は底堅さを示す、

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金はまちまち、プラチナは期先が買い優勢で寄り付く見通し。金と銀はニ
ューヨーク市場の軟調が重石になると見られるが円が対ドルでの39年半ぶりの安値付
近まで下落していることが下支えとなると予想。
 プラチナ系貴金属(PGM)はニューヨーク市場の弱い足取りが弱材料ながら円が対
ドルで39年半ぶりの安値に近づく円安基調や、ドル建て現物相場が前日の東京時間の
午後と比べ、15ドル程度、上昇していることから、序盤は買い優勢となり、堅調に推
移か。金が3ケタの続落となれば、上げ幅を縮小か。
 午前7時59分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は7.94ドル安の
4104.93ドル、銀が83セント安の6143セント、プラチナが15.00ドル
高の1651.40ドル、パラジウムは4.38ドル高の1231.05ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=161.56/58円で、前営業日の
大引け時点から0.13円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が2万1840円前後、銀は325.00円前後、プラチ
ナは8360円前後、パラジウムは6600円前後。
【ドル円の動きや円買い介入の可能性を睨みながらの高下か】
 ニューヨーク金は米利上げ観測や欧州と米国の景気が比較されるなか、ユーロ売り・
ドル買いの動きを受けて下落した。東京市場でも米国の利上げ観測や好調を維持する米
経済が意識されたドル買いの動きが続くと見られ、ドル建て現物相場は上値が重く推移
か。
 片山さつき財務相とベッセント米財務長官によるオンライン協議が22日夜に行われ
たことが明らかとなっており、これまでのドル買いを受けて円が対ドルで39年半ぶり
の安値に近付くなか再度の円買い介入が行われる可能性が意識されている。
 介入警戒のラインとして1ドル=161.96円前後が見込まれるため、当面は円の
下値は161.80円前後ながら、中長期的な円の先安感は強い。仮に円買い介入が行
われた場合、国内の金市場にとっては下方への圧力が強まる可能性がある。
 JPX金先限は夜間取引で今月12日以来の安値となる2万1700円まで下落。2
万1850円台に戻して夜間取引を終えた。日中取引はプラスサイドに浮上の可能性は
あるが、2万1900円台からは戻り売が待ち受けか。
 銀はきのうの海外市場で、1年ぶりのユーロ安・ドル高の進行を受けて売り優勢で運
ばれた。JPX銀は約定した場合、売り優勢で推移か。
【円安・ドル高傾向が意識されるなか堅調か】
 プラチナはきのうの海外市場では、1年ぶりのユーロ安・ドル高が重石となって軟調
で運ばれた。東京市場は円が対ドルで39年半ぶりの水準まで下落していることが強気
材料となっている。22日夜に行われた片山さつき財務相とベッセント米財務長官によ
るオンライン協議を受けて円買い介入の可能性が意識されるが、為替介入が行われない
ようであれば円安傾向を受けて堅調で運ばれると予想。
 JPXプラチナ先限は夜間取引で3ケタ高の反発。8462円まで反発したが、
8400円台は維持できず、8366円で夜間取引を終えた。日中取引で再度、
8400円台に乗せることできるかに注目。金が小高く推移するならば、8300円台
前半は買い拾われる展開を予想。
<今日の予定>
== オーストラリア ==
【経済】10:30消費者物価指数 2026年5月  (連邦統計局)
== 日本 ==
【工業】12:00原油・石油製品供給統計週報  (石油連盟)
【工業】14:00石油製品給油所小売価格調査  (資源エネルギー庁)
【納会】--:--ゴムRSS3 2026年6月限  (大阪取引所)
== ドイツ ==
【経済】17:00景況感指数 2026年6月  (ifo)
== アメリカ ==
【経済】20:00住宅ローン申請指数  (MBA)
【経済】21:30経常収支 2026年1-3月期  (商務省)
【経済】23:00新築住宅販売 2026年5月  (商務省)
【工業】23:30週間石油統計  (EIA)
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