ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、原油安の影響もあってインフレ 期待が低下し、インフレリスクは後退したとの認識を示した。引き続きインフレ率を 2%まで引き下げることにコミットしているとしており、今後の金融政策については発 言を見送った。2%を上回る物価水準は是正すべきとの基本方針を再確認している。こ のため直ちにFRBの利上げが不要といった議論にはならないが、インフレリスクを織 り込む必要性が薄れていることは金相場にポジティブだ。原油相場が軟化しても、米長 短金利は高止まりを解消できない状況が続いているが、実際にインフレリスクの軽減が 可能であれば、金利水準も引き下げられることになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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