●論点解説金、6月雇用統計と5月中銀購入=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 6月米雇用統計では、非農業部門就業者数が前月比5.7万人増となった。また、4
月と5月分も下方修正されている。労働市場の急減速とまでは言えないが、10万人超
の安定した雇用増が続いているとの見方は、修正を余儀なくされている。これのみで利
上げが困難になるわけではないが、最近は米利上げ観測の織り込みに息切れ感も浮上し
始めていただけに、ドル高修正の動きが強くなったことはポジティブ。インフレ環境の
改善が進まない限りは、利上げの議論もどこまで進めれば十分なのか不透明感を抱える
が、少なくとも良好な雇用統計で更に米金利上昇・ドル高が進むことで、値を崩す展開
は回避された。
 一方、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は5月の中央銀行の金保有高が
41トンの純増になったと報告している。これは今年最大だ。金価格が低迷する中で、
中央銀行は着実に金準備の増強を進めている。ポーランド、中国、シンガポール、カザ
フスタン、ウズベキスタンなどの購入が確認されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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