<大豆> シカゴ大豆11月限は6月15日に1121.75セントまで値を落とした後に浮上 したが、その後は1160セントを抵抗線にしてのもちあいとなっている。 5月半ばの米中首脳会談で交わされた中国による米国産農産物の購入合意を受けて 対中輸出増加期待が高まりながらも、中国向けの大豆輸出が伸び悩んでいることが重石 になっている。 弱気な6月の米雇用統計を受けて米利上げ観測が後退しているうえ、大豆価格が頭重 い動きとなっていることが需要を刺激する可能性が買い支援要因となるが、米産地で順 調な生育が続いていることも上値抑制要因となっている。中国からの大量の需要が見ら れる、米産地での乾燥懸念が強まるなどの需給に大きな影響を与え得る要因が浮上しな い限り、1160セントを上値抵抗線にしての高下が続きそうだ。ただ10日に米農務 省(USDA)から需給報告の発表があり、事前予想などを材料に動意付く可能性はあ る。 <コーン> シカゴコーン12月限は5月下旬から6月下旬にかけて大きく値を落とし、6月30 日に425.75セントまで下落し、一代安値を更新となった。その後、戻り歩調とな り、440セント前後でのもちあいとなっている。6月30日に425.75セントの 安値を付けたところで買い戻されたものの、450セント台まで値を伸ばせず、上昇に 対する抵抗が強い。 ドル高局面でも好調を維持していた米国のコーン輸出は、2日にドル売りが強まった ことで更に増加する可能性も見込まれる。米中西部産地は気温が上昇しながらも土壌水 分が潤沢となっていることで生育は順調を維持している。 26/27年度の米コーン需給は前年よりもやや引き締まりながらも、期末在庫率は 適度の範囲を保つと予想されている。ドル高傾向に一服感が強まっているのは買い支援 要因ながら、米産地での高温乾燥の長期化など生育不安が高まる要因が浮上しない限 り、現在の価格帯での往来継続が想定される。10日に米農務省(USDA)から需給 報告の発表があり、8、9日は玉整理が増えるとみられ、手じまい売り、買い戻しで値 動きが大きくなる可能性がある。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。