前週は68ドル水準から76.08ドルまで切り返した後、71ドル台まで上げ幅を 削る展開になった。供給環境の改善見通しを背景に上値の重い展開が続いていたが、 7月7日にホルムズ海峡付近で船舶が攻撃されると、米軍がイランに対する報復攻撃に 踏み切った。イランは周辺国の米軍基地を攻撃し、供給不安が蒸し返された。しかし、 9日以降は本格的な軍事衝突には発展しないとの楽観的な見方が優勢になり、上げ一服 となった。 今週は戻り売り優勢の地合が想定される。中東情勢が不安定化しているため、突発的 な上昇リスクは想定しておく必要がある。特にホルムズ海峡の再封鎖を警戒させるよう な動きがみられると、急伸する可能性もある。ただし、混乱を繰り返しながらも供給環 境の改善見通しが維持されれば、下値模索の展開になろう。70ドル割れから急落する リスクは後退しているが、中東リスクでの値上がり局面では、売り妙味が維持されよ う。 予想レンジは67.00〜75.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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