前週は4050〜4200ドル水準で売買が交錯する展開になった。中東情勢の不安 定化が原油高を促したことで、週中盤には戻りを売られる展開になった。しかし、原油 高が一服した後は押し目買いが入り、明確な方向性を打ち出せなかった。週明けのタイ ミングで4200ドル台に乗せたが、その後は決定打を欠いた。米連邦公開市場委員会 (FOMC)が注目されていたが、金相場に対する影響は限定的だった。 今週はボックス気味の展開が維持されよう。利上げ警戒感の売りには一服感が強まる も、先行き不透明感から大きく買い進むような動きは限定され。総じて前週の取引レン ジを踏襲する見通し。14日の6月米消費者物価指数、15日の6月米生産者物価指数 でインフレ懸念が緩和されると4200ドル台乗せが打診されるが、利上げ警戒感を払 拭するまでのインパクトは想定されていない。14日と15日はウォーシュ米連邦準備 制度理事会(FRB)議長の議会証言も予定されている。中東情勢にも注意が必要だ が、下げ一服後の持高調整が中心の展開を想定したい。4200ドル台に完全に乗せる と、下げ一服感が強化される。 予想レンジは4000〜4250ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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