プラチナ週間展望=もみ合い、安値拾いの買いも原油高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
             [7月27日からの1週間の展望]
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   週間高低(カッコ内は日)   2027 年  6 月限  7 月 21 日〜 7 月 24 日
        始 値   高 値    安 値    帳入値   前週末比
  金          21,309    22,362 (23)   21,146 (21)     21,730         +392
  銀           301.6     310.0 (23)    301.6 (21)      309.0        +15.0
 プラチナ       8,100     8,586 (22)    7,950 (21)      8,205          +64
 パラジウム     6,600     6,800 (23)    6,600 (21)      6,600            0
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  NY貴金属(カッコ内は限月)      | 東京外為・株式/NY原油
        23  日終値  前週末比  |        終 値      前週末比
  金       ( 8) 4,050.2     +31.4   | ドル・円    163.77      1.39 円安
  銀       ( 9) 5,805.4    +172.8   | 日経平均  64,611.15       +470.03
 プラチナ   (10) 1,608.8      -3.7   | NY原油 ( 9)  92.19        +10.41
 パラジウム ( 9) 1,262.30     +9.50  |* ドル・円は15時45分現在、原油は 23日
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【前週のレビュー】
 プラチナは米インフレ鈍化も米イランの軍事衝突が続く、とした。
 プラチナは安値拾いの買いが入ったが、中東情勢に対する懸念から原油高が続いたこ
とを受けて上げ一服となった。現物相場は16日以来の高値1670.80ドルを付け
たのち、上げ一服となった。プラチナ先限は6月23日以来の高値8586円を付けた
のち、上げ一服となった。一方、パラジウムの現物相場は14日以来の高値
1322.98ドルを付けたのち、上げ一服となった。
 イランの最高指導者モジタバ師が声明で「敵に決して忘れられない教訓を与えるだろ
う」などと警告した。一方、トランプ米大統領は、イランの攻撃で米兵が死亡したこと
を受け、イランは「代償」を支払うことになると警告した。イエメンの親イラン武装組
織フーシ派は、サウジアラビアに対する海上封鎖を実施すると宣言した。フーシ派は
23日、サウジアラビアの石油タンカー2隻を攻撃した。米軍は12日連続でイランを
攻撃するなか、米大統領は、イランに対する大規模な戦闘作戦の再開を真剣に検討して
いると述べた。またフーシ派によるいかなる攻撃についてもイランに責任を負わせる考
えを示した。
 7月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は54.4と5カ月ぶりの高水準となっ
た。ただ中東での紛争再燃によりガソリン価格が上昇していることから、改善は一時的
にとどまる可能性が高い。事前予想は51.0だった。1年後のインフレ期待は4.2
%と前月の4.6%から低下したが、高水準で推移している。米新規失業保険申請件数
は前週比2万2000件減の18万7000件と1969年9月以来の低水準となっ
た。減少幅は過去3カ月で最大。労働市場が引き続き安定していることを示す内容で、
米連邦準備理事会(FRB)当局者はインフレ抑制に引き続き注力するとみられる。米
10年債利回りは4.72%まで上昇し、18カ月ぶりの高水準となった。CMEのフ
ェドウォッチで、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では65.3%(前週
88.2%)の確率で金利据え置きが見込まれているが、9月は57.0%(同
47.0%)の確率で利上げを織り込んだ。米連邦準備理事会(FRB)の利上げは金
の圧迫要因だが、今週の原油高でインフレ懸念が強まっており、インフレヘッジとして
買われれば上値を伸ばす可能性もある。
【NYのプラチナ・パラジウムETF残高が減少】
 プラチナETF(上場投信)の現物保有高は、22日のロンドンで9.82トン(前
週末9.82トン)と変わらず、23日のニューヨークで35.36トン(同35.3
8トン)に減少、22日の南アで4.75トン(同4.75トン)と変わらず。またパ
ラジウムETFの現物保有高はロンドンで4.79トン(同4.79トン)と変わら
ず、ニューヨークで14.99トン(同15.05トン)に減少、南アで0.60トン
(同0.60トン)と変わらずとなった。プラチナETF(上場投信)残高は合計で
0.09トン増加した。一方、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉明細報告によ
ると、7月14日時点のニューヨーク・プラチナの大口投機家の買い越しは1万
3748枚(前週1万3872枚)に縮小、パラジウムの売り越しは4889枚(同
4658枚)に拡大した。
【欧州の新車(乗用車)登録台数増加も電気自動車が目立つ】
 欧州自動車工業協会(ACEA)によると、6月の欧州連合(EU)の新車(乗用
車)登録台数は前年同月比13.5%増の114万7962台となった。1〜6月は前
年同期比5.7%増の589万6683台となった。電力技術に対する堅調な消費者の
需要を受けて新車(乗用車)登録台数が増加した。バッテリー式電気自動車のシェアは
20.7%に達し、プラグインハイブリッド車も9.8%に達した。一方、ガソリン車
は22.2%、ディーゼル車は7.5%に低下した。欧州中央銀行(ECB)は、予想
通り政策金利を据え置いた一方、9月の追加利上げの可能性に含みを残した。エネルギ
ー価格の再上昇でインフレが目標の2%を大きく上回る水準にとどまる恐れがでてい
る。中銀預金金利は2.25%に据え置いた。
当面の予定(イベント・経済統計)
27日 中国工業利益 2026年6月(国家統計局)
    独景況感指数 2026年7月(ifo)
    米耐久財受注 2026年6月速報値(商務省)
28日 米卸売在庫 2026年6月速報値(商務省)
    米ケース・シラー住宅価格指数 2026年5月(S&P)
    米消費者信頼感指数 2026年7月(カンファレンスボード)
    米連邦公開市場委員会(FRB、29日まで)
29日 豪消費者物価指数 2026年6月(連邦統計局)
    英マネーサプライ 2026年6月(BOE)
    米FOMC声明文公表(FRB)
30日 日銀金融政策決定会合(日本銀行、31日まで)
    ユーロ圏国内総生産 2026年4-6月期速報(EUROSTAT)
    ユーロ圏雇用統計 2026年6月(EUROSTAT)
    英中銀政策金利公表(BOE)
    独消費者物価指数 2026年7月速報(連邦統計庁)
    米国内総生産 2026年4-6月期速報値(商務省)
    米個人所得・支出 2026年6月(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
31日 労働力調査(失業率) 2026年6月(総務省)
    鉱工業生産指数 2026年6月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2026年6月速報(経済産業省)
    総裁記者会見(日本銀行)
    中国製造業購買担当者景況指数 2026年7月(中国物流購買連合会)
    中国非製造業購買担当者景況指数 2026年7月(中国物流購買連合会)
    ユーロ圏消費者物価指数 2026年7月速報(EUROSTAT)
    米雇用コスト指数 2026年4-6月期(労働省)
    シカゴ購買部協会景気指数 2026年7月(シカゴ購買部協会)
    米消費者信頼感指数 2026年7月確報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行
※投資や売買については御自身の判断でお願いします。

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