ドル円が157円付近に下げ渋る、買戻しは慎重に 介入警戒で=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、ドル買いが優勢。この日の相場もドル円が主役になっている。東京朝方には157.88付近を高値に、一気に155.23付近まで下落。介入と思われる値動きがみられた。片山財務相は先週後半の急速な円買いが日米協調介入であると表明した。木原官房長官もさらなる協調介入実施も躊躇しない方針で臨むとした。しかし、その後は急速な値動きは影を潜めており、ロンドン市場に至るまで買い戻しが続いている。足元では157円台を回復する場面があった。ドル全般にドル買いに傾いており、ユーロドルは1.15台前半、ポンドドルは1.34台後半で上値重く推移している。イランが「我々は現在、米国と一切の協議を行っていない」としており、依然として仲介国との話し合いにとどまっていることが示された。原油相場は下げ渋りとなっている。クロス円はドル円に沿った値動きとなっており、ロンドン時間に、ユーロ円は一時181円台を回復、ポンド円は211円台前半へと買い戻されている。いずれもドル円と同様に東京朝方の円安水準には戻し切れていない。 ドル円は157円付近での取引。東京朝方の157.88付近を高値に、一気に155.23付近まで下落する場面があった。先週後半の一連の日米協調介入を受けて、この動きも介入実施との観測が広がった。しかし、すぐに156円台を回復し、その後はじりじりと買い戻されている。ロンドン時間には157円台に乗せる場面もあった。自律的な買戻しのほか、イラン外務省が「我々は現在、米国と一切の協議を行っていない」とトランプ米大統領発言と食い違ったことで原油が下げ一服となり、ドルの買い戻しを誘う面も指摘される。 ユーロドルは1.15台前半での取引。東京朝方の1.1520台から1.1559付近まで上昇。ドル円の急落を受けてドル売り反応が波及した。しかし、ドル円の下げ渋りとともに上値を抑えられている。ロンドン時間には安値を1.1510台へと広げている。ユーロ円は東京朝方にドル円とともに182.24付近まで買われたあと179.37付近まで急落した。その後は180.50付近まで買い戻され揉み合いに。ロンドン時間にはさらに181円台乗せまで反発したが、足元では買戻しは一服している。7月ユーロ圏製造業PMI確報値は51.9と速報値52.0から最小限の下方改定にとどまり特段の反応は見られなかった。 ポンドドルは1.34台後半での取引。東京朝方の1.3506付近を高値に、その後は上値重く推移している。ロンドン時間には一時1.3450割れ水準まで安値を広げた。ポンド円はドル円とともに振幅。東京朝方に212.99付近を高値に一時209.58付近まで急落した。その後は211円付近へと買い戻されて揉み合いに。ロンドン時間には211.40台までじりじりと買い戻された。ユーロポンドは0.8544から0.8569までのレンジ。東京早朝に買われた後はプラス圏でもみ合っている。7月英製造業PMI確報値は51.9と速報値52.8から下方改定されたが、ポンド売り反応は限定的だった。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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