日銀総裁会見後に円安が再燃、ドル円一時158円台=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、円安の動きが再燃している。東京市場での日銀決定会合では予想通り1.25%への利上げが発表されたが、9名中2名の委員が据え置きを主張する反対票を投じたことが円売りを誘った経緯がある。ロンドン朝方には植田日銀総裁会見が開催され、市場の注目を集めた。総裁は「政策の局面が変化した」とタカ派姿勢を示し、ドル円は157円台から156.50付近に反落する場面があった。しかし、具体的な利上げ時期や幅についての明言を避けたことでロンドン勢はあらためて円売りを強めている。一時158円台乗せと9月3日以来の高値水準まで買われた。その後の調整は157円台後半と浅く、158円から離れずに高止まりしている。クロス円も軒並み円安推移。ユーロ円は181円台半ば、ポンド円は211円台前半まで買われている。ユーロドルは1.14台後半、ポンドドルは1.33台半ばから後半での揉み合いにとどまっており、ドル相場は脇役。本日は円相場主導となっている。 ドル円は157円台後半での取引。東京朝方につけた155.87付近を安値に、その後は買いが継続している。日銀決定会合では予想通りの利上げも、7対2と据え置きを主張する2名の委員がいたことが円売り反応につながった。157円台前半へと高値を伸ばした。ロンドン朝方の植田日銀総裁会見で「政策の局面が変化した」とタカ派姿勢をみせ、一時156.50付近まで反落。しかし、ロンドン勢は再び円売りを強めている。高値を158.05付近まで伸ばした。足元でも157円後半に高止まりしている。 ユーロドルは1.14台後半での取引。東京午後の1.1492付近を高値に、ロンドン午前には1.1470付近へと小安く推移している。独仏10年債利回り格差が節目となる100bpに拡大したことが、ユーロの重石となっている。しかし、ユーロ円では円売り圧力が鮮明となっており、東京朝方の178.94付近を安値に、ロンドン時間には181.55付近まで高値を伸ばし、その後の押し目も限定的。ラガルドECB総裁は退任時期について明言を避けたが、相場は特段反応していない。 ポンドドルは1.33台後半での取引。東京午後の1.3376付近を高値に、足元では1.3350付近まで小安い動き。ポンド円は円売り圧力が継続。東京早朝の208.45付近を安値に買われ続け、ロンドン時間には211.28付近まで高値を伸ばしている。日銀決定会合などを受けて円が全面安となっている。ユーロポンドは0.8586から0.8598までのレンジで推移している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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