前週は80ドルの節目を割り込み、70ドル台後半まで下落した。中東情勢は情報が 錯綜した状態が続いているが、イランとオマーンとの間でホルムズ海峡の航路設定を巡 る協議が進展したこともあり、調整売りが優勢だった。ホルムズ海峡の下方期待を織り 込んでいる。ただし、イランは米国との交渉を否定するなど先行き不透明感も強く、 70ドル台後半から一段安を試すような動きは見送られた。 今週も不安定な地合が続きやすいが、戻りは売られやすい。ホルムズ海峡の開放が実 現するのかが焦点になるが、予想は難しい。イランとオマーンとの間の協議は進展して いるが、イランは米国との交渉は拒絶している。一方、トランプ米大統領は大規模な攻 撃を行う可能性を警告しつつも、イランとの合意が近いとの見方を繰り返し表明してい る。マーケットは、改めて需給ひっ迫見通しを織り込むことに消極的であり、基調とし ては戻り売り優勢の展開が続きやすいものの、波乱の展開が続こう。 予想レンジは68〜84ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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