[今日の視点]石油=上昇へ、イランは米国に9つの降伏条件を提示

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。中心限月の2027年1月限で100〜500円高程度を想定す
る。海外原油が続伸し、週明けの時間外取引でも堅調に推移している。円相場は1ドル
=157円後半で円高・ドル安推移。
 ホルムズ海峡の航行を巡ってイランとオマーンの合意が成立し、商業航行が障害なく
回復すれば、米国はイランに対する海洋封鎖を解除すると、ロイター通信が米政府当局
者の話として報道した。また、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)による
と、トランプ米大統領はホルムズ海峡が開通するだけでイランとの核合意なしに戦争を
終わらせる用意がある。ホルムズ海峡の開通で勝利宣言することを側近に伝えたとい
う。
 一方、ロイター通信やWSJの報道は原油相場の重しだが、イランはニューヨーク時
間外取引が始まる直前にオマーン沖のタンカーを攻撃し、緊迫感を強調した。また、フ
ァルス通信によるとイランは米国にホルムズ海峡の開通に向けた9つの条件と提示し
た。すべての前線で戦闘停止やホルムズ海峡の支配が盛り込まれており、米国に降伏を
迫っている。トランプ米大統領の意図はともかく、イランはこの戦争を簡単に終わらそ
うとはしていない。報道を駆使して米国が緊迫感を後退させようとするなら、イランは
激化させるだろう。イランにとって、イスラエルを引っ張り出すことも選択肢の一つだ
と思われる。
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.78ドル高の78.96ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは78.32〜79.43ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2026年6月(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2026年7月(財務省)
【経済】14:00 景気ウォッチャー調査 2026年7月(内閣府)
【工業】09:30 貴金属倉荷証券流通高 2026年7月(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【工業】09:30 ゴム指定倉庫等級別在庫 2026年7月(大阪取引所)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2026年6月(トルコ統計機構)
◆ 南アフリカ ◆
【休日】--:-- 振替休日
◆ アメリカ ◆
【農産】8/11 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】8/11 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
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