NY原油市況=続騰、ホルムズ海峡開放のメドが立たず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2026/09     78.42      82.38      77.79      82.13      + 3.95
  2026/10     77.53      81.33      76.80      81.16      + 4.01
  2026/11     76.30      80.11      75.68      79.92      + 3.96
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              673,791             1,861,553   (+ 4,316)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2026/09     418.98    +28.74
                   2026/10     408.74    +26.43
改質ガソリン        2026/09     313.54    +15.01
                   2026/10     287.13    +13.26

注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク原油は続騰。終値の前営業日比は、期近2限月が3.95〜4.01ド
ル高、その他の限月は2.01〜3.96ドル高。中心限月9.月限は3.95ドル高
の82.13ドル。
 イランとオマーンのホルムズ海峡開放に向けた合意が進展しないなか、イエメンの武
装組織フーシ派がサウジアラビアの製油所を攻撃したと主張したことで、再び噴き上げ
た。現在、ホルムズ海峡を通過する先般は一日に5〜10隻にとどまっており、米大手
金融機関のアナリストは、原油価格の安定には今の10倍の通行量が必要だと述べた。
 また、オマーン沖で制裁対象のロシア産原油を運搬中に損傷したタンカーから原油が
流出して付近の海域に油膜が広がっているとの報道も聞かれた。

 9月限は、アジアの時間帯の時間外取引の78ドル台から上昇して、ほぼ一貫して右
肩上がりの展開となり、82ドル台前半まで急騰。高値は82.38ドルまであった。
引けもほとんど下げずに82ドル台を維持した。
 ホルムズ海峡の開放を巡るイランとオマーンの協議に関して、合意に向けて最終段階
にあるとしたが、海峡の開放は米国が他の条件を満たした場合のみ再開されるとしてお
り、開放への不透明は強い。また、イランのアラグチ外相は9日、米国が6月の覚書に
違反する限り、同国とは協議しないとしている。
 米大手金融機関、BOA(バンク・オブ・アメリカ)のコモディティ派生商品アナリ
ストは、米CNBCのインタビューで、「現在のホルムズ海峡の通過船舶は一日わず
か5〜10隻にとどまっており、戦争前の140隻から激減している。少なくとも80
〜100隻程度まで上昇しないと、原油価格は沈静化しないだろう」と述べた。

 イエメンの武装組織フーシ派が、サウジアラビアの紅海のジザンにある同国の国内石
油会社、サウジアラムコの製油所をドローン攻撃したと表明した。

 改質ガソリン、ヒーティングオイルともに急騰。原油の続騰に追随した。
今日の材料
・ホルムズ海峡の開放を巡るイランとオマーンの協議、合意に至らず。イランは米国と
 の協議を拒否。
・原油価格の沈静化にはホルムズ海峡の通過船舶が一日80〜100隻まで増加するこ
 とが必要=米BOAアナリスト。
・イエメンの武装組織フーシ派が、サウジアラビアの紅海のジザンにある同国の国内石
 油会社、サウジアラムコの製油所をドローン攻撃。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。