【前週までのレビュー】特に目立った新規材料が見当たらないうえ、日本はお盆休みに 入る企業が多いことから、420円を中心としたもみ合いになるとみた。 【売り先行】 JPXゴムRSS3号の活発限月1月限は、戻りを売られる展開となっている。1月 限は、8月4日に410.1円まで下落後、410円割れが回避されると、13日には 428.5円まで上昇した。だが、同水準で戻りを叩かれると、14日は419円台ま で下落した。直近の上昇は期近主導であった。このため13日の引けは、8月限(当 限)と1月限(6番限)とのサヤが38.9円もの逆ザヤになった。通常、逆ザヤの発 生は供給不安や需要拡大などにより、需給がタイトになった際に起きる。だが、タイオ ファーをみると、月初より下落しており、需給の引き締まりはみられない。今回の逆ザ ヤは、JPXゴムRSS3市場における内部要因による可能性が高い。このため、いず れ期近は崩れる可能性が高いとみる。目先、直近の上昇に対する反動もあり、売りが先 行すると予想。 【中国消費者物価が低下】 9日に中国国家統計局から発表された7月の中国消費者物価(総合)は、前年同月比 0.5%上昇となり、前月の1.0%上昇を下回った。同数値が1%を割り込むのは、 今年1月の0.2%上昇以来のこと。食品とエネルギーを除くコアは、同0.9%上昇 となり、こちらも今年1月以来の1.0%割れとなっている。 総合の上昇率の低下は、エネルギー価格や中国の食卓にとって欠かせない豚肉の価格 の下落に加え、内需が依然として弱いことが挙げられる。自動車の物価をみても、同 1.3%下落しており、耐久財の需要が伸び悩んでいることがうかがえる。なお、同時 に発表された7月の生産者物価指数は、同3.5%上昇となったが、前月の4.1%上 昇からは低下した。中国景気の本格的な回復までには時間が掛かるとみる。 【上海1月限は1万8000元超で戻り売りを浴びる】 上海ゴムの中心限月の1月限は、1万8000元超で7月中旬と同様に戻り売りを浴 びた。1月限は、7月30日に1万7095元まで下落後、1万7000元割れが回避 されると、反発を開始した。8月12日には1万8080元まで上昇したが、終値は1 万7835元となり、終値ベースでは1万8000元台を維持できなかった。 1月限は、4日から12日まで7連騰を演じている。12日に1万8000元台を維 持できなかったことも相まって、目先、直近の上昇に対する調整安となる可能性が高 い。まずは、一目均衡表の基準線がある1万7640元付近や節目の1万7500元が 意識される。1万7500元割れとなれば、7月30日の安値1万7095元が視野に 入る。一方、1万8000元にしっかり乗せるようなら、7月15日の高値1万818 0元や節目の1万8500元を目指すことになりそうだ。 【東京ゴム活発限月の1月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の1月限は、戻りを試す展開となった。7月中旬からの値 動きを確認すると、7月15日には428.0円まで水準を引き上げた後、上海安を受 けて、ジリ安調の展開となり、29日には410.5円まで下落した。31日に41 9.7円まで水準を引き上げたが、戻りを叩かれ、8月4日には410.1円まで軟化 した。ただ、410円割れが回避されると、買いが先行し、13日には428.5円ま で地合いを引き締めた。ただ、節目の430円を前に戻りを叩かれ、14日の午前中に は419円台まで押し戻される場面があった。 再び買いが先行するようなら、13日の高値428.5円が最初の関門。高値更新と なれば、節目の430.0円や435.0円が意識される。コレラを上抜くと、44 0.0円を意識した展開になる。 一方、売りが優勢となれば、5日の安値416.0円付近が支持になる。同水準を下 抜くと、4日の安値がある410.1円の攻防になる。安値更新となれば、節目の40 5.0円や400.0円を目指しそうだ。 【今週の注目ポイント】 8月限(当限)と1月限(6番限)のサヤに注目したい。14日のザラ場では、40 円もの逆ザヤになる場面があった。だが、ファンダメンタルズからは、需給のひっ迫感 はなく、目先、大幅なサヤ修正が入りそうだ。8月限が崩れれば、1月限も売り圧力に 晒されるだろう。 【相場予想レンジ】 8月17〜21日のJPXゴムRSS3号1月限の中心レンジ予想は400〜440 円前後。テクニカルの支持線が410.1円(8月4日安値)、抵抗線は428.5円 (8月13日高値)。 ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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