前週は80ドル台前半でやや底堅く推移した。中東情勢の先行き不透明感から、一時 84.61ドルまで上昇した。ホルムズ海峡開放の見通しが立たず、供給不安の下値サ ポートが続いた。フーシ派の活動が活発化していることも、原油相場を下支えしてい る。しかし、国際エネルギー機関(IEA)の需要見通し引き下げもあって、80ドル 台中盤では上値を抑えられた。週足では3週間ぶりに上昇に転じたが、値動きは不安定 だった。 今週も中東情勢に一喜一憂する地合が想定され、上下双方に大きめの値幅を想定して おく必要がある。ホルムズ海峡開放の見通しが立たない場合には、90ドル水準を打診 する可能性がある。今週はトランプ米政権が新たな対イラン制裁を発表する可能性があ る。また、フーシ派のサウジアラビア石油施設攻撃が続くと、急伸する可能性もある。 一方、需要不安や先行きに対する楽観ムードの上値圧迫もみられる。ホルムズ海峡の開 放期待を高める動きがみられた際には、70ドル台中盤まで軟化しよう。押し目買い優 勢の地合が想定されるが、上下双方に一本調子の値動きに発展しづらい。 予想レンジは75.00〜90.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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